2025年04月19日

生徒さんの変化(2)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は昨日よりも暑く、夏日になりそうです。お天気が良くて気持ちいいのですが、今年の夏も暑いのかな〜と考えるとちょっとだけ憂鬱です。

今回も前回に引き続き、ひと回り成長した小6男子のお話しです。

実は、この生徒さんもついこの3月までは、毎回レッスンで泣いておりました。
なぜ泣いていたのかといえば、レッスンで自分の思い通りに弾けないから。

以前の彼は、私に体の使い方や強弱などの音楽的な指示を注意されると家で練習してきたように弾けなくなるので、「できなくなるから、嫌だ!」と言い、私に言われることは完全に無視して弾きたいように弾いていました。

それが、注意されたことを受け入れて直そうとするようになりました。そうすると弾けない、だからイライラして泣いてしまっていたのです。

彼にはいつも「楽譜をしっかりと理解して、それを表現しようとしているのか、書かれている音をただ弾いているだけなのかは、聞く人が聞けば全部わかっちゃうよ。だから、楽譜に書かれていることをしっかり理解して、それを表現に繋げられるような練習にしようよ。」と言い続けました。

そのことがやっと理解できたようで、この4月からは、レッスンだけでなくお家での練習にも熱が入っているようです。やっとこの年になって、いろいろなことを学んでもらえる態勢になりました!まずは、今までずっとサボってきたテクニックを重点的に学んでもらおうと思っています。

ここまで来れば、もう大丈夫!自分からどんどんいろんなことを吸収して、自分らしい演奏を目指してくれるといいなと思っています。
posted by マカロン at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ピアノ

2025年04月17日

生徒さんの変化(1)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

新学期が始まると、毎日の生活の中に大小問わず、様々な変化が起こります。生徒さんたちの中にも、レッスンを通して小さな変化を見つけることがあります。

私のところで長くピアノを続ける子供達は、基本、音楽が大好きです。でも、毎日のお家での練習は好きではないという子がほとんどです。というか、そんな子供には、実はお会いしたことはありません。

でも、長く続けているうちに、毎日の練習の大切さに気づき、自分から「練習しなくちゃ!」と思うようになる場合がほとんどです。この頃、そんな感じの生徒さんが増えて来ました。もちろん、みんな就学前から習っている子供達です。

今回から何回かに分けて、ピアノとの向き合い方が、この4月から急に変わった生徒さんたちについてお話ししようと思います。

新中学2年生の女子です。部活動はしていませんが、ほぼ毎日塾に通い忙しい日々を過ごしています。中学1年生の間は、体調が悪いことが多く、学校だけでなくピアノも休みがちで、これから大丈夫かな?と少し心配していました。お母さんの話だと、塾も行かないといけないから行っているだけで、ピアノにはあまり熱心には取り組めていなかったそうです。

私自身は彼女の様子を見ていて「それでも、忙しい中、それなりに練習もして来るし、頑張っているな」と思っていました。小さい頃から注意力散漫な子だったのですが、中学生になって、楽譜がよく読めるようになり細部にまで注意がいくようになってきましたし、体も大きくなって力強い音も出るようになるのと同時に力のコントールもできるようになってきて音楽に幅が出てきました。私の指示についても、それが何を意味しているのか、どんどん理解できるようになっています。

でも、当人も、今までは真面目にピアノに取り組んでいなかったという自覚があったようです。4月に入るとすぐに「今年からはもっとピアノを頑張る!」と私に宣言しました。

と言うことで、現在、ピアノのレッスンに、とても積極的に関わっています。私の質問に対しても、面倒臭がらずに答えを見つけようと考えるようになりました。元々、十分なテクニックがあるので、これから深淵なる音楽の世界にどんどん踏み込んで行ってほしいと願いながら、毎週の彼女のレッスンを楽しみにしています。
posted by マカロン at 09:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ピアノ

2025年04月14日

 常識・非常識の境がわからない

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

先日、あるピアノ教室の先生とお話ししていて、今まで教えてきた中で、最も酷い生徒さんあるいは親御さんはいるか?という話になりました。

私にとっての最悪の生徒さん・親御さんは、子供のレッスン中にテレビ会議をする母親です。一緒に来ているレッスン待ちの子供にはゲームをさせています(2人兄弟で習いに来ています)。

さすがに私も注意し叱りましたが、親は「先生が怒ってるよ〜」と子供に言い、自分のテレビ会議はイヤホンをして続けました。

その次のレッスンでも、前回注意されたことは忘れてしまったのか、子供にはゲーム、自分はテレビ会議を始めたので、「ここはレッスン室なので、私用を済ませるなら外に出てください。それから、子供が真剣にレッスンしているので、その邪魔になるような行為は謹んでください」と言いましたが、イヤホンをつけて止める気配なし。もちろん子供にゲームを止めさせるわけでもなく、、、

なので、子供共々追い出しましたが、親御さんは、なぜ私がおこっているのか、何が悪いのか、全く理解していない様子でした。自分の子供が、先生の言うことを無視してレッスン室を走り回ったり、寝転がったり、挨拶やお辞儀ができないのを見て、「うちの子供たちは自由だ〜」と言うのですが、どう意味なのでしょうね。

その親子は、アイスクリームやおにぎりなどを食べながらレッスン室に平気で入る、発表会の時にツンツルテンあるいはヨレヨレの服汚れ切ったスニーカーで子供たちを舞台に立たせる、お家での練習は一切させない、レッスンに来る前に爪を切らせることもない、子供が楽譜を失くしてもコピーしてもらえば良いと思っている、子どものレッスン時間を把握しておらず私をシッターか何かと勘違いしているのか「うちの子供、今どうしてますか〜」と電話してくるなどなど、それこそ驚くことを挙げ始めたらキリがないほど出てきます。

どれだけ注意しても、「すみませ〜ん」でおしまいで、改善することはついぞありません。根が悪い人ではないのですが、私と「常識」「非常識」の枠が完全にズレているのでしょう。今も通って来ていますが、今後どのように接していくべきなのか悩んでいます。

皆さんは、この話を聞いてどう思われますか?私の感じ方の方がおかしいのでしょうか?ご意見ある方は、ぜひコメント欄にお願いします!
posted by マカロン at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記