2019年11月30日

気がついてよかった。

大倉山のピアノ、音楽、フランス語の教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。
ブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は、もし私が気がつくことがなかったら、ピアノが大好きな男の子がピアノを止めてしまったかもしれないなあと思った出来事についてお話したいと思います。

年長さんのA君。少し前からレッスンに来てもピアノを弾かず、家でも練習しなくなってしまいました。せっかくレッスンに来たのだから、少しでも音楽に触れて帰って欲しいと思って、音符カードを出したり、音あてしようかと提案してみたり、いろいろな手を出してみましたが、「もう今日はやらない!!」と言うので、まったくお手上げの状態でした。

お母様が「もしかしたらピアノに飽きてしまったのかしらね〜」と話していたので、どうやって彼の気を引こうかと毎日思案に暮れていました。

気が向けば集中してピアノを弾く子だったので、「気が向いたらピアノに来ることにする?」と気軽に聞いてみたら「うん!」といって、その日のレッスンは終わりました。

が、彼はその後、ほぼ毎日来るようになりました。近所に住んでいるので、お母様の付き添いもなく、一人でやってきます。お母様がレッスンを見守っている(見張っている??)ときには落ち着きがなくイライラした様子だったのですが、一人のときはとても穏やかです。

彼が一人で来るようになってからわかったのですが、どうも左手に和音が出て来てからピアノを弾かなくなっているみたいです。

はじめは和音の説明をしても、逃げていくばかりで、どうしようもなかったのですが、毎回、根気づよく説明をしていたら、最近は、ピアノの椅子から降りて、少し離れた場所から鍵盤をじーっと見ながら、私の説明を聞いてくれるようになりました。その様子は、まるで見たこともない虫を前に、怖くて触れないけれども、観察しているような感じです(笑)。

ということで、ひとまず、両手で一つの旋律を弾くものに教材を変えることにしました!

和音を弾いてもいいかな、と思ってもらえる日が来るように、毎回少しずつ説明していこうと思っています。


posted by マカロン at 16:56| Comment(0) | ピアノ

2019年11月27日

こんな子ばかりだとレッスンが楽ですね。

大倉山のピアノ、音楽、フランス語の教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。
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今日は、こんな子ばっかりだったら、とってもレッスンが楽なのにね、と思えるくらいにやりやすい生徒さんの話を紹介します。幼児のレッスンは、どうやってやってもらうかに腐心することばかりなのですが、かなり珍しい例なので紹介します。

年長さんのB君は、ラグビー大好きの男の子です。とても体が大きく、骨格もしっかりしていて、ラグビーのフォワード向きかな。

B君のお姉ちゃんがうちにピアノのレッスンに通っていたこともあり、B君は0歳から付き添いでうちに来ていました。お姉ちゃんのレッスンが終わるまでの1時間、他の部屋でうちの娘や夫と遊びながら待っていました。おじさんが好きなようで、うちにくると「おじさんは?」と聞く、珍しい子です。

発表会のときも、最前列でお姉ちゃんの隣に座ったり抱っこしてもらったりして、おとなしく聴いている子でした。

そのB君、年中さんになった10月のある日、お姉ちゃんのレッスンが終わるくらいの時間に「○○君(自分のこと)今日からピアノ習うから」とうちの子供と一緒にやっていたぬりえをパタンとたたんで、レッスン室にやってきました。(ちなみに、うちの娘の話によると、その時のぬりえはドラえもんのものだったそうで、B君が塗っていた絵はジャイアンだったそうです!)

そして、私の顔を見上げて「○○君(自分のこと)、今日から先生にピアノを習うからね」と真剣な顔で言いました。そんな素振りを一度も見せたことがなかったので、「単なる思いつきで言っているのかもしれないね」、とお母さんとお話をして、1ヶ月様子を見てモチベーションが下がっていなかったら始めることにしましょうか、ということでその日はおしまいになりました。

が、彼のモチベーションは、1年経った今も、まったく衰えることなく保たれています。レッスンに来ると、自分でかばんから楽譜を取り出し、まっすぐにピアノに向かい、弾き始めます。「むずい、むずい」と言いながらも、新しい曲に次々と挑戦していきます。

それに比べ、小学6年のお姉ちゃんの方は、レッスンの前後、床に寝転がったり、最近は携帯でお友達と連絡取り合ったりして、グダグダですが、、、


posted by マカロン at 13:57| Comment(0) | ピアノ

2019年11月24日

ダメだしする必要ってあるのでしょうか

大倉山のピアノ、音楽、フランス語の教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。
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私は日頃のレッスンで気をつけていることがあります。それは、子供たちが自分で考えて行動できるように、お手伝いをするということです。要は自立・自律できるお手伝いということです。

もちろんピアノも上手になってもらいたいとは思っていますが、それよりもまず、自分で自分の行動を客観的に観察できるようになること。それができれば、こちらが手取り足取り教える必要がなくなります。これは、ピアノだけでなく、生活のあらゆる場面で役立つことですね。

例えば、自分で合格を決めること。
小学2年生のBちゃん。暗譜の宿題が出ていたのですが、音が落ちていたり、強弱を完全に忘れていたり、あまり上手にできていませんでした。

私が「これで合格でいい?」と聞くと、Bちゃんは、しばし考えた後、「もう1回やってくる。」と答えました。
「なぜもう一度やって来ようと思うの?」の質問には、「(指で示して)こことここのところがきちんと弾けていなかったから」と自分の演奏を分析していました。自分でよくわかっているのですね。

逆に、こちらが「これじゃ、ダメよ。やり直し!」と言ったら、反発するだけかもしれません。

小学3年A君のある日のレッスンでは、曲を弾いた後に、自分で自分の演奏を批評してもらいました。

こちらが感心するほど、弾き間違えた音、テンポの指示を守れていなかったところ、強弱など、できていなかったところを全部言い当てていました。

別にこちらがダメ出しをしなくても、自分の演奏をよく聴いていて、全部わかっているのですね。

「あーしなさい、こーしなさい」と教師からのダメ出しのし過ぎは、生徒さんたちのやる気を減退させる原因になるのかもしれません。以前は、私もこういう教え方をしていました。反省です。
posted by マカロン at 17:44| Comment(0) | ピアノ