2020年04月23日

ここ最近、フランスのニュースでよく耳にする表現(その1)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

フランスも他のヨーロッパ諸国と並んで一日の感染者数が減り始め、死者数も横ばいになっています。そこでフランスでもドイツなどと同じように外出禁止が一部解除されていますが、解除された途端、遠出する人が増え、飛行機やメトロ、トラムに人々がマスクも付けずに密集して乗っており、医療関係者が第2波が来るのではないかと恐れています。

完全に外出禁止が解除になるのは5月11日の予定ですが、5月11日の外出禁止が解除後も、自分の住んでいる地域から出ないようお達しが出されています!4月20日の20時のニュースでは、こんな大変な時期にもかかわらず、夏のヴァカンスをどうするかという話題も出ていました。フランスらしいですね。

では、今日は少しだけフランス語のレッスンといきましょう!コロナ騒動に関連した言葉をいくつか拾ってみます。

まず「外出禁止」は、フランス語ではun confinementです。「閉じこもる、閉じ込める、隔離」などという意味で、日本語とはまったく違う単語が使われています。反対はdéconfinement。外出禁止を字義通りに訳せばinterdiction de sortirです。

感染者は、des personnes contaminées。 des personnes infectéesを使うこともあります。
そのうち重症化して人工呼吸器を付けられて蘇生術を施されている患者をun patient en réanimation、集中治療室は une salle de réanimationです。

社会距離拡大戦略はla distanciation socialeです。日本語でソーシャル・ディスタンスと言っていますが、英語のsocial distanceは、社会階層やジェンダー、人種など、特定の個人あるいはグループを排除するという意味の社会学の用語なので、もし英語をカタカナ読みして使っているのだとすれば、メディアや政治家達は間違った使い方をしています。social distancingあるいはphysical distancingが適切な英語です。

今回の新型コロナで重症化しやすいのは、高齢者と慢性疾患を持つ方だと言われています(現時点では)。高齢者はdes personnes âgées、慢性疾患はune maladie chroniqueです。生活習慣病と言われているものが殆んど含まれています。ちなみに生活習慣病は、une maladie de comportement, une maladie au style de vie, une maladie au mode de vie, une maladie liée à la société d'abondanceなど、生活様式や物が豊富になり過ぎた社会に関連した病気という捉え方をしています。日本語と同じですね。以前は日本でも成人病と呼ばれていましたが、生活様式や生活習慣との関係が深いため、呼称が変わったのでした。

重症化リスクが高い高齢者ですが、施設で暮らしている高齢者の方々への訪問が禁じられているため、家族に会えず、食事がのどを通らなくなって痩せていく方、各人の部屋から出してもらえないため、施設内の他の高齢者たちとの会話も制限され鬱になっている方もいます。老人ホームはune maison de retraite (médicalisée医療付き)、要介護高齢者施設はEHPAD (Établissement d'Hébergement pour Personnes Agées Dépendantes)です。発音は「エパードゥ」。フランス語でも略称がよく使われますが、このところ良く聞くので、この機会に覚えておくと良いかもしれませんね。

最後に、WHOはOMS(Organisation mondiale de la Santé) です。ちなみに国連UNはONU (Organaisation des Nations Unies) 、世界貿易機関WTOは OMC (Organisation mondiale du commerce) です。英語の略称は使われません。

いかがでしたか。少しはフランス語の勉強のお役に立てましたでしょうか。
また機会があれば、こんな感じでフランス語の勉強に役立つ情報をアップしていこうと思います。
タグ:語彙強化
posted by マカロン at 11:59| フランス語