2020年08月15日

フランス語を学ぶことで得られること

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

 毎日、本当に暑いですね。今日は1時間ほど外を自転車で散歩しましたが、14時くらいの暑い盛りでもう汗だくでした。帰宅後のかき氷が本当に美味しかったです。

 それはさておき、前回予告しました通り、フランス語を学ぶことで得られることは何?ということについて書こうかと思います。

 フランス語を学び始めた理由については前回の記事に書きましたが、フランス語を学ぶことで得られるものって、フランス語を習得すること以外に何があると思いますか?
 生徒さんたちに質問してみると、いろいろな答えが返ってきます。他の国の人たちの考え方を知ることができる、日頃使わない部分の脳の体操になってボケ防止になる、日本語を話しているときとは違う自分を発見した等々、一人一人様々な意見を持っていて面白いですね。

 私個人としては、フランス語を学ぶことで得られることについては、次のように考えています。
 まずは、フランス語が話せるとフランス語圏の方とコミュニケーションができるということでしょう。フランス語を公用語とする国はたくさんありますし、世界中にフランス語を勉強している人がいます。その数、約3億人です。夢が膨らみますね。フランス語は、16世紀以降の植民地主義があって、特にアフリカの様々な国の公用語になっています。その他には、カナダのケベック州もそうですね。ヨーロッパでは、ベルギーも一部はフランス語圏ですね。ベルギーのワロン地方ではワロン語と呼ばれるフランス語からの派生語のような言葉が話されています。それから、スイスのジュネーブもフランス語圏ですね。ルクセンブルクでもフランス語は公用語のひとつです。つまり、これだけ多くの国や地域で話されている言葉であるということは、フランス語圏の多様性というものを、言葉を学びながら知ることができます。

 それと同時に、フランス語という言葉を習得する時に、フランス語圏の人々の物の見方や文化・習慣を理解することもできます。例えば、主語をどうするかという問題があります。日本語は主語を明確にせずに話しますが、フランス語では主語+動詞を必ずはじめに明確にします。英語やドイツ語などフランス語以外のヨーロッパ語を話す場合も同じですが、フランス語で話すときに主語を何にするか、結構悩むことがあります。日本語の構造のまま、ヨーロッパ語に字義通りには置き換えられないですよね。そのときに、フランス人はこういう風に言うのか、つまりこんな風に物事を見ているのね、と思うわけです。
 あるいは日本語にはない冠詞も日本人にとっては大問題です。単数なのか複数なのか、定冠詞なのか不定冠詞なのか、冠詞ひとつで、文章全体のニュアンスが変わることがあるのです。冠詞が必要のない場合はどういう時なのか、考えれば考えるほど、わからなくなることも多々あります。
 言い換えれば、母国語以外の言葉を習得することは、自分の他者性を認識するということになるでしょう。

 では、逆から見たらどうでしょう?フランス語に限った話ではありませんが、外国語を学ぶことで日本語や日本文化の特性がより理解できるようになるということもあります。たとえば、厚切りジェイソンのお笑いのネタは、日本の漢字や文化について、アメリカ人の彼から見て「なんでなんだよ!!」と思うことですよね。日本人にとっては当然だと思われる習慣が外国人にとっては当然ではないのです。それと同じで、日本人が他の国の言葉や文化を学びながら、自分たちの言語や文化と比較することで、自分たちのアイデンティティに改めて気づくということもあるのではないでしょうか。
 私たちが外国語を学ぶ中で難しいと感じることがあるということは、裏を返せば、私たちの言葉と構造や特性が大きく異なる言語を持つ人々にとっては、日本語を習得することには苦労が伴います。このようなことが理解できていると、言葉に苦労している外国人に対する配慮も違ってくるのではないかと思います。概して、外国語を勉強したことのない人に限って、日本語をうまく話せない外国人を見下す傾向があったりします。米語を話せない人を見下す、米語しか話せないアメリカ人なんか典型的なのではないでしょうか?

 外国語は英語だけではありません。大学でさえも、英語さえ出来れば良いという風潮が日本にはありますが、高等教育とは何かを考えたときに、英語しかできないエリートというのは、いかにも頼りないと思わざるを得ません。異なる言語を学ぶことが出来るか出来ないかで、多様性を許容できる素地があるかないかがわかると思います。視野を広めるためにも、是非いろいろな国の言語を勉強してみてください。その中で気に入った自分合う言葉があれば、深めてみるのも悪くないと思います。
posted by マカロン at 17:31| フランス語

2020年08月11日

フランス語を学ぶ理由は?

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

 長い長い梅雨が明けたと思ったら、毎日がうだるような暑さで、もう耐えられません!先日、少しだけ避暑に箱根に出かけてきましたが、山の上は涼しかったですよ。コロナの影響もあって観光客も少なく、少しだけゆっくりできました。下界に降りてきたら、ひどい暑さですが、、、

 ところで話は変わりますが、今日はフランス語を学ぶきっかけは人それぞれかと思いきや、そうでもないという話です。

 私と一緒にフランス語を勉強していらっしゃる生徒さんには、いつも最初に必ずお聞きすることがあります。それは「なぜフランス語を学ぼうと思ったのですか」です。ほとんどの方が、最初の最初はフランスの文化(モード、料理、お菓子、絵画や彫刻など)や、一般的なフランスのイメージに憧れて、とおっしゃいます。そこから、フランスに旅行しようと思ったり、あるいは近い将来のフランス旅行に備えてフランス語をやろう!と決心しフランス語を習い始めるようです。もちろん、仕事や勉強のために必要だったという方もいらっしゃいます。

 でも、フランス語を習い始めてからは、文法を覚えたり発音の練習が大変で挫折しそうになります。単語もたくさん覚えないと話したいことも話せません。仕事が忙しいことを理由に、だんだんとフランス語から足が遠のく方や、グループレッスンで続けてきたけれど、積極的な生徒さんに気圧されて、受け身でレッスンを受けるようになり、だんだんと飽きてきてしまうということもあるようです。

 私のところにいらっしゃる生徒さんたちの多くは、お仕事をしながら勉強していらっしゃる方が殆んどです。留学準備の方も数名いらっしゃいます。一昔前までは「フランス語のレッスン」なんていうと、有閑マダムの習い事のような雰囲気がしていたものですが、今は女性も働く時代になり、積極的な女性が本当に多いと感じます。専業主婦の生徒さんは一人もいません。仏文科や仏語学科を卒業したものの、その後フランス語を使わずに来て、子育てなどの人生が一段落したところで再挑戦という方もいらっしゃいます。

 みなさん忙しい中、思うように進まない中でも、コツコツと続けていらっしゃいます。続けてさえいければ、必ず上達します。実際に生徒さんそれぞれが、ご自身のペースで上達していますし、それを実感していらっしゃいます。

 現在、続けようかどうしようか迷っている方がいらっしゃれば、止めてしまっては無に帰してしまいますので、続けていくことが困難だと思う時があっても、初心を思い出して踏ん張ってみてください。

 次回はフランス語を学ぶことで得られることってなんだろうねという話をしたいと思います。
 暑い日がまだまだ続きそうですので、くれぐれも無理はなさらず、熱中症にはお気をつけてください。
posted by マカロン at 18:10| フランス語