2020年11月18日

やり直しは後戻りか?

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

毎日天気が良く、寒すぎず暑すぎず、プラプラと散歩するのにとても良い時期ですね。

先日、難しくなってきて心が折れてしまったけれど、振り出しに戻ったら息を吹き返した男の子の話をしましたが、現在、とても楽しそうにピアノに通ってくれています。

先日、お母さんからのメールで「僕、ピアノすごく上手になったよね」と言っていたという報告を受けたので、その話を男の子にしてみました。

「ねえ、はじめに戻ってやってみるとさ、小さい時にはお手てもふにゃふにゃだったし、たどたどしくしか弾けなかったけど、今は手もしっかりしてるし、自信を持って弾けてるよね。上手になってるね」と言ったら、間髪入れずに「俺もそう思う!」と返ってきました。

先に進むことだけ考えずに、再度同じ内容を時間を置いてやってみると、実際にどれだけ自分が上達しているのか、如実に感じることができます。

引き返すことを失敗だと思わずに、上手くいかないと思ったら、何度でも同じ場所に戻ってやり直す方が、後々考えたときに、むしろやり直して良かったということが多々あります。

何かを習得するときに、何に一番時間がかかるかといえば、定着させることなので、ジグザグに進むことは決して後退することではないのですね。
posted by マカロン at 09:10| ピアノ