2021年10月11日

インタラクティヴinteractive

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。夏の終わりは早かったのですが、秋に入ってからも日中はまだまだ暑いです。でも真夏とは違い、夜は涼しいので、虫の声を聞きながらの散歩はとても快適です!

ところで、今日は、外国語習得のために特に重要なことの一つ「インタラクティヴ」について触れようと思います。

インタラクティヴとは、教育の現場では「相互学習」と言われているもので、学習参加者の間でお互いに学び,教えることが同時に起こる学習の状態のことです。外国語学習の場合には、勉強中の外国語で参加者同士が話し、修正し合う行為のことだと考えて良いと思います。語学学校では、2ないし3人のグループを作って、クラスメートと話させて、習ったことをすぐに使う機会を作っています。学習者それぞれに知っていることが違いますので、各学習者の長所をお互いに取り入れつつ、能力を高め合っていくことができます。

言語習得には、学習の早い段階から人と話すということが非常に重要だと言われています。文法を詰め込むことよりも先です。語彙を増やさないことには自分の言いたいことが的確に伝えられないとはいえ、日常的によく使う単語を覚え、使う場面をシミュレーションしながらその都度すぐに使ってみる。その繰り返しによって、どのような場面でどのように使うのかがわかってきます。

つまりは、子供のように言葉を学ぶということです。子供は、身近な年長者、特に母親との交流の中で言語を習得していきますね。私の知っている例では、子供の母親が外国人の場合、学齢期前の子供は、暮らしている国で使われている言語よりも先に母親の母国語を覚えることが多いです。母親の言葉をおうむ返ししながら、覚えていくのでしょう。

外国語学習の際の話し相手ですが、必ずしも学習言語のネイティヴである必要はありません。とにかく声に出すということが大切です。たくさん発話して、どんどん吸収していってください!

posted by マカロン at 09:26| 日記