2021年11月30日

外部講師と私の役割分担

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

先日、外部講師のレッスンの制度を導入した理由を書きましたが、今日は、外部講師と私とのダブルレッスンにおける役割分担について書いていこうと思います。

外部講師のレッスンは、月に一度、定期的にお願いしています。この制度を導入した当初の私の狙いは、以下のようなものでした。

まず、私のレッスンでは、指使いや強弱、表情記号などを中心に、曲の背景なども踏まえて基本的な譜読みと音楽作りをしていき、その後、仕上げ段階として、外部講師のレッスンを受け、よりピアニスティックな技術面での解決策や講師自身の作品に対する見方など、より幅広い視点からのアドヴァイスをもらうというものでした。

しかしながら、、、なかなか私の思うようには、子供たちは動いてはくれません。練習が間に合わず、調号が全て抜け落ちたまま、指使いも全然直らないままだったり、譜読みが終わっていない曲を外部講師のレッスンにもって来て、せっかくの機会が譜読みの時間になってしまっていたりします。

なかなか私の意図は子供には伝わらないのですが、根気強く説明しながら、本来の目的を、私自身が見失わないように、日々より良いレッスンにしていくよう努めるのみです。成長するにつれて、私の意図していることが伝わってくれるといいなあと願いつつ、、、
posted by マカロン at 09:47| 日記

2021年11月29日

外部講師のレッスンを取り入れる理由

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

私の教室では、定期的に外部の講師にレッスンをお願いしています。生徒さんが小学生3〜4年生になる頃には、技術的にも進歩し、大人ともそれなりに知的な会話もできるようになります。日頃高校生以上の生徒さんを教えている先生とレッスンをしても問題ないくらいに成長した生徒さんたちには、外部講師の先生のレッスンを受けてもらうよう促しています。もちろん強制ではなく、希望者のみです。



私がこの制度を取り入れたのには、いくつか理由があります。
まず、私がピアノ専門の教師ではないということです。私自身、ピアノはかなり弾けますが、ピアノ科卒業ではないので、技術的な面からピアニストとしての専門家のアドヴァイスをもらった方が生徒さんたちのために有益だと考えているからです。

もう一つの理由として、子供たちの練習のモチベーションになるということです。3〜4年生になるまでの長い期間、私とレッスンを続けて来ている生徒さんたちは、私に対するある種の慣れがあり、レッスンを受ける時の緊張感が徐々に薄れてきます。完全に新しい先生に変わるという選択肢もありますが、そのことに抵抗がある生徒さんたちは、慣れた場所で、時々違う先生のレッスンを受けるくらいの変化でも、気分が変わり、表情にも緊張感が出てきます。また注意点や課題などが頭に残りやすかったりします。残念なことに、ほとんどの指摘が、私のレッスンで言われたことと同じ内容になってしまっていますが、、、でも、私の言い方と違っていたり、いつもと違う先生からの指摘を吸収しようとする子供自身の気持ちなどが、課題やアドヴァイスを頭に残りやすくしていることも確かです。

最後の理由としては、私自身の勉強にもなるということです。外部講師のレッスンには、私も必ず同席でしてレッスンを聞いています。子供の様子を客観的に見ながら「この子はこういう風に注意すると理解しやすそう」とか、近くで見ていた時にはわからなかった子供の身体の癖とかが良く見えます。それから、私が気づいていなかった点を指摘してくれる場合もあり、自分がレッスンする際に役立つことがたくさんあります。

この制度を取り入れてから現在まで常に同じ方にお願いしていますが、各生徒さんの進度や技術面の課題など現在の状況を踏まえつつ、今後の方針を一緒に考えていただいています。近々、HP上に彼女の紹介をアップしたいと思っています!

外部講師にレッスンをお願いすることの利点は他にもありますが、次回は外部講師のレッスンを受けるまで、私のレッスンではどのようなことをしているのか、2人の講師の役割分担についてお話したいと思います。


タグ:教授法
posted by マカロン at 09:29| ピアノ

2021年11月25日

今学期もそろそろ終わりです!

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

11月も残り少なくなりました。立冬も過ぎ、日に日に寒くなっていきますが、ここ数日はお天気に恵まれ、午前中の戸外の散歩が気持ち良いです。

大学の授業については書かないようにしているのですが、今日は少しだけ書こうかなと思います。というのも、今学期を締め括ることになるコンサートが12月2回目の授業内で行われます。コロナ禍の中、様々な対策をしながら歌の授業をしてきましたが、なんとか無事に発表会に漕ぎ着くことができそうです。

会場に収容人数の50%を受け入れての演奏会ですが、今回は合唱という形ではなく、少人数のアンサンブルになりました。これも感染対策の一環としての選択です。

アンサンブルは、一人一人の力量が問われる演奏形態ですが、参加学生各自が1年間を通して学んだことを、存分に発揮できた!と思える演奏会にしてあげたいです。秋学期を通して、学生同士で高め合っていけるような授業作りをしてきましたが、参加学生が最後の授業を悔いなく終え、演奏会に臨めるようサポートしていこうと思います!
posted by マカロン at 17:43| 日記