2022年01月27日

小2男子の連弾

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

そろそろ1月も終わりに近づき、2月になろうとしていますが、2月からは本格的に発表会の練習に入ります。

今回は、小学2年生の男子2名による連弾があります。2人とも、それぞれに主張が激しく、練習は思うように進まない生徒たちなのですが、彼らのうちの一人から要望があり、実現することになりました。保護者を含め、私も一体どうなることかとヒヤヒヤしていましたが、音取りは順調に進んでいます(実際には、1曲は難しいから曲を変えて欲しいと言われ、変えることになりましたが、、、)。2月からは、2人で合わせの練習が始まりますが、おふざけし過ぎて、レッスンが成立しない状況にだけはならないよう祈るのみです!

2曲演奏しますが、レベルとしては簡単な曲とはいえ、一人で演奏する時とは随分と勝手が違います。2人ともまだまだ演奏しながら人に合わせることが難しい年齢です。

一人はせっかちで、前回の発表会の時にも、私が椅子の位置を移動させるのが終わる前に演奏を始めてしまうような子です。もう一人は、おっとりさんなのですが、つっかえるたびに「おっ!」とか「あっ!」とか言いながら、好きなところから再開するマイペース君です。

さあ、どうなるのか楽しみです。私は冷や汗をかきながら「ほ〜ら、あんたたち、遊んでないでピアノ弾いて!」とか言いながら、レッスンをすることになるのでしょうね。ふ〜っ。
posted by マカロン at 10:48| ピアノ

2022年01月23日

フランス語学習の際に、日本語の使用を禁止すべきか?

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今年の冬は、例年と比べて厳しい冬になっています。それに加えて、自然災害も多い印象です(実際に調べていませんが、、、)し、新型コロナの変異株蔓延で、社会活動も停滞気味です。飲食・観光業界の方々も戦々恐々としていらっしゃると思いますが、教育現場も混乱しています。本来受けられる、あるいは受けるべき教育が混乱しているということは、将来の人材の育成に差し障りがあるということです。早急にどうにかして欲しいと思います。

ところで、それとは関係ないのですが、今日は「外国語学習において母語の使用を禁ずるべきか否か」について私が考えていることを書こうと思います。これについては賛否両論ありますし、語学学習において、脳科学の分野では、話すことが書くことよりも優先されること、書くことは話すことの延長上にあることなど、口頭からの外国語学習の優越性が強調されています。実際に母語の習得においては、子供は生まれた時から、母親などの身近な大人の話していることを繰り返し聞き、反復しながら言葉を覚えていきます。

本来であれば、大人の外国語学習においても、おそらく聞き、話すことから入るべきだし、この方法であれば、発音やイントネーションも学習言語のネイティヴにとても近いものになるとは思います。しかし習得しようとしている言語が話されている国に住んでいるなど日常的に聞くことや話すことができる環境にない限り、非常に効率が悪い方法と言えるでしょう。簡単な文章を覚えて、それをなんども繰り返し発音して、次に同じ文章の構造を使って単語だけを入れ替えていくという練習方法もあります。これはこれで習得のひとつの方法であり、言語体系が非常に近い言語であれば、初級の段階ではそれなりに効果のある方法だと思います。

ですが、母語と習得する言語の言語族が異なる場合は注意が必要です。文法大系や表記文字、発音が大きく異なる場合、まず文字を覚えることから始め、それを発音し、文法を学んだ後に、やっと簡単な文章を作ることができるようになります。そのために、文章を作る際には、まず母語で文章を考え、それを翻訳していくという作業をします。この作業の際に気を付けないと、かなりの確率で不自然な表現になります。私も含めてですが、皆さんにも経験のあることでしょう。

確かに最良の方法は、母語を通さずに習得言語で文章が作れることなのですが、日本語を母語としている私たちにとって、ヨーロッパの言語を習得する際には、最初はなかなかそうもいかないのが現実ですよね。いかに教員側が母語の使用を禁じようとも、学習者は母語を足がかりとして考えますので、母語を発することを禁ずることはできても、考える際にはその使用を完全に禁ずることはできないと言えるでしょう。ですので、日本語を母語とする学習者が欧米語を習得する場合に限っていえば、教師は、母語を足がかりとして、学習者に母語との違いを認識させる方法は有効だろうと思います。また、それは日本語を知っている教員だからこそできることではないでしょうか。
タグ:教授法
posted by マカロン at 11:49| フランス語

2022年01月13日

2022年3月の発表会に向けて

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

新年に入りそろそろ2週間になろうとしていますが、全員の生徒さんと新年の挨拶が終わりました。皆さん、それなりにお正月休みを満喫したようです!久しぶりにおじいちゃん・おばあちゃんに会いに行った子、雪の多い東北の旅行の道中で立ち往生した子、家族でゆっくりと過ごした子など、いろいろな話をしてくれました。大人の生徒さんで、新春初売りやバーゲンを楽しんだ方もいらっしゃいました!

3月に発表会があるのですが、それに向けて、これから練習に励みます。発表会で生徒さんたちが演奏する曲を選びましたが、やはりいつも通り悩みます。今回は、年中さんの生徒さんが「発表会は出たくない!!」と言っています。はじめてのことで、どうしたものかと思っていますが、もう少し様子を見て決めようかな、、、

発表会の曲決めの時に悩むのは、発表会だからこそ、いつもは回避してしまうような曲に挑戦させるべきなのか、それとも今までのレッスンで練習してきた技術の範囲内でできる曲を復習として演奏させるべきなのかということです。生徒さんの年齢や性格によっては、私たち教師側が選んであげる場合もあるでしょうが、ある程度の年齢になれば、自分の意志が出てきますので、生徒さんたちと話し合って決めることの方が多いですね。

先が全然見えなかった小学2年男子2人は、少しずつ話が通じるようになってきて、このところ頑張りどころがわかってきたようです。小学1年の女の子も、「ちょっと頑張ってみようかな」と難しめの曲に挑戦してくれることになりました。

とにかく、みんな発表会まで頑張ってくれることでしょう。発表会の後に、それぞれが自分の成長を感じてくれるといいなあ、努力は実るんだということを実感してくれるといいなあと思っています。
posted by マカロン at 12:13| ピアノ