2022年05月21日

新しいお友達(2022年5月)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

この5月から、新しいお友達が増えました。小学校5年生と2年生の兄弟です。なんと2人同時に、自分からピアノを習いたいと言ったとのこと。お母様も小学生まではピアノを習っており、中学・高校では吹奏楽部、大学ではオーケストラに所属して演奏をしていたということで、以前から子供たちにも音楽をやらせたいとは思っていたのですが、子供さんたちが言い出さなかったので、あえて習わせていなかったようです。とうとうお母様の願いが叶いましたね!

小学校高学年にもなると、音楽の授業で楽譜の読み方もすでに習っているし、理解する力もあるし、幼児のレッスンとは異なり、とてもスムーズに進むことに感動しています!弟くんは、前回は即興で演奏をして、その演奏に題名を付けていました。これからの成長に期待したいと思います。

ところで、私のところには以前から男の子の生徒さんが多かったのですが、とうとう男女比3対1になってしまいました!男の子が女の子の3倍です。男の子は我が強いので、幼児期は教えるのに一苦労ですが、小学校中学年にもなればそれなりに落ち着いてきて話せばわかるようになるので、最終的には素直で可愛いと思えてきます。「あ〜、昔は大変だったけど、成長したな〜」と思ったり出来るんですね。生徒さんたちとも、小さい頃のことを思い出話で盛り上がったりもします。

とにかく、中学生、高校生(数は少なくなるけれど)と成長するに連れて、どんな風に皆が変わっていくのか楽しみですね。
posted by マカロン at 13:00| ピアノ

2022年05月20日

最近の声楽レッスン

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今年度に入ってから、声楽の生徒さんがぼちぼち戻って来ています。お仕事をされている方がほとんどなので土日祝のレッスンが主ですが、家族がいる方は休日に家の用事もあります。それでも仕事と家事の合間を縫ってレッスンに来て下さっています。声楽のレッスンは有酸素全身運動ですので、私自身もそうですが、頭がすっきりする上、身体の中からほぐれて気分が良くなります。

ところでここ最近のレッスンですが、マスク着用希望とマスクなし希望に分かれています。コロナ関連の法律が変わらないうちは、マスクを付けてレッスンを希望する生徒さん多い状態が続くと思いますが、コンクールの準備をしている生徒さんは、自ら希望してマスクなしでのレッスンを再開しています。

というのも、声楽のレッスンをマスク着用で行うことで、レッスンの効率が半減します。口の開き方も見えなくなるし、響きを聞き取ることもできなくなります。つまり、教師側が示す模範の視覚的・聴覚的判断が生徒側にできなくなります。と同時に、生徒側の動きや声も教師側が判断できなくなるという双方向で弊害となってしまいます。

声楽は、日頃意識して使うことのない身体の内奥にある筋肉を使います。それらの筋肉が正しく使われているかどうかは、出てくる声で判断します。また、ただでさえほとんどの筋肉が見えないし見せられない中で、唯一見えるのは口とその周りの筋肉のみです。それをマスクで隠してしまうということなので、有益なレッスンが出来ないのは必然ということになってしまうのです。

大量の死者を出した欧米では、もうすでにマスクを着けている人はいません。一日も早く法律を改正して、教育の機会損失を終わらせてもらいたいものです。
posted by マカロン at 10:41| 日記

2022年05月10日

教師と生徒の関係(続き)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

前回の内容では、教師は上手に活用しましょう!という話で終わったのですが、実は私がレッスンの時に教わる側に注意してもらいたいと思うことがあります。

それは、先生に対する失礼な態度です。これは教える側のモチベーションを著しく下げます。人間誰しも感情を持っていますので、教師といえども、常に寛大な態度で接することができるわけではありません。大人の生徒さんの場合は、やる気があって習いにいらしているので問題はないのですが、お子さんの場合、どうしても自分の感情に素直なため、実はとても厄介な問題なのです。

例えば、挨拶をしても挨拶を返さない。この例はほぼ全員の子供に当てはまります。学校で挨拶週間などを設けて、教育現場では挨拶の大切さを教えていますが、家庭で厳しく躾けない限り、残念なことに、習慣として定着することはありません。現代は、親の世代も躾けられていることが少なく、頭を下げてきちんと挨拶のできる親はほぼ皆無です。これも残念なことですね。

この時に子供に言うのは、「挨拶を返さないと挨拶をした人が寂しいよ。」です。子供に「挨拶を返さないのは失礼です」と言っても、「失礼」の意味がわかりません。なので、子供の気持ちを喚起する言い方にするよう気を付けています。

月謝を先生に渡す時もしかり。片手で「先生、これ。」が現在の「常識」です。でも、せめて「お願いします」と言えるようにはしたいものです。

サボろうとする時もしかり。教師は教えるためにそこにいます。が、子供はサボりたいがために、おしゃべりをし続けたり、時計を見て「まだ時間にならないのか」という顔をしたり、注意されたことを直さなかったり、練習をまったくしてきていなかったり、と他にもいろいろありますが、とにかく、教える側のモチベーションを下げる行為をします。

その時に、一応は「先生は音楽を教えるために、あなたに時間を割いています。レッスンを受けたくないのなら来なくていいんだよ。」と言いますが、翌週になればまた忘れてしまいます。

この話、子供に何かを教えている人にとっては「あるある」話なのですが、ピアノのレッスンは「1対1」のレッスンなので、ダイレクトに感情が伝わりますし、お互いの信頼がなければレッスンが成り立ちません。

ですので、先生に本来の能力を発揮してもらいたいと願うのなら、親御さんたちには、子供にきちんとその点を伝えていただきたいと思います。例えば、教師は大体の場合、一人一人に合わせてカリキュラムを考えています。でも、もし子供がまったく思ったようにやってくれない場合、教師はカリキュラムを変えざるを得なくなります。時には、レベルを落とし、進度を落としても、それさえもやろうとしない生徒がいます。

このような場合、先生はどうしたらいいと思いますか?その答えは簡単で、その子供に教師が合わせるだけです。なので、何年も習っていても上達することはありません。先生も言うべきことを躊躇して言わなくなります。「上達することは重視していません。」とおっしゃる親御さんがいらっしゃいますが、少しの上達もなければ、子供自身、やる気が起きません。

親御さんには、集団で進めていく習い事との違いを認識して、お子さんたちに的確に話をしていただければと思う今日この頃です。
posted by マカロン at 10:39| 日記