2022年09月05日

ポーランド滞在記(その2)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

ポーランドから第2弾です。ワルシャワは、毎日晴天に恵まれておりますが、9月に入り、急激に寒くなってきました。

ポーランド滞在の前半はクラコフにいたのですが、とても暑く、以前でしたらお盆過ぎには、時折暖房が必要な東欧とは思えないほどでした。少し厚めの服を持って行ったので、クラコフ滞在には「暑い」というイメージが付いてしまいました、、、その厚手の服も、今はちょうどいいくらいです。

とはいえ、ポーランド、なかなか面白いところです。今回、初めてポーランドを訪れたのですが、地理的にドイツの影響を強く受けている国かと思えば、じつはローマ=カトリック圏で、むしろイタリアやフランスの文化を強く感じます。もちろんドイツやロシアの影響も色濃く残っていることは否定しません。

クラコフには、旧市街だけでもたくさんのカトリック教会や修道院があり、クラコフ全体には100を超える教会があるそうです。町の至る所に教会があり、修道女・修道士が普通に歩いています。ワルシャワにも、大小たくさんの教会がありますが、現在借りているアパートの近くにも大きな修道院があり、修道女がスーパーでお買い物する姿を良く見かけます。どの教会もロココ様式で、フランスとは異なり、ものすごく手入れが行き届いているという感じがします。パリなんかだと、資金的な問題のためか、暗くて陰鬱な雰囲気の教会が多いのですが、、、

また、コーヒーといえばエスプレッソ、ポーランド名物のピエロギはラヴィオリに似ており(水餃子にも似ているが、、、)、女性の服装はワンピースが多く(夏限定かもしれませんが、、、)、フランスのCarrefourが蔓延り(よってフランスの商品がそこかしこにある)、フランス風パンを売るパン屋が多く、イタリア料理のレストランが至る所にあります。

ただラテン系の人たちと違うのは、建物内で挨拶を交わしたり、後から来る人のためにドアを押さえておいてあげたり、レジで並んでいる際に買う商品の少ない人を前に通してあげたりなどの小さな親切や、見知らぬ人とのコミュニケーションをあまりしないという印象があります。私が外国人だから避けているだけなのかもしれないのですが、ちょっと日本人っぽい印象を受けます。でも、決して不親切というわけではありません。少し慣れたら、挨拶のタイミングなど彼らの人との接し方が少しずつわかってきました。ポーランド語がわからず困っているときには、近くにいる人に助けて頂いたことが何度もありました。

今はショパン博物館やショパン音楽大学のある場所から徒歩5分のところにアパートを借りています。ワルシャワ中心地から徒歩15分程度ですが、ワルシャワ市民の生活を感じることができる場所です。もう少し長い期間滞在できれば良かったなと思うのですが、やはり夏が過ぎると急に寒くなり、冬は全体がグレー一色で寂しいだろうな、、、と窓から見える景色を見ながら考えています。でも夏の余韻を残すワルシャワで、今しばらく、ポーランド滞在を楽しもうと思います。
posted by マカロン at 15:41| 日記