2022年11月28日

9月・10月のテーマ「ゴミゼロ運動Zéro déchet」

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

フランス語レッスンの9月と10月のテーマは、ゴミゼロ運動でした。ゴミをどのように減らしていけるかについて考える2ヶ月となりました。まず始めは、様々な方法の提案をフランス語でどのように言うのかを学び、次に自分が日頃から行っているゴミを減らす方法を紹介してもらい、最後に、これから試してみたいゴミ削減方法について語ってもらいました。

買い物の際にはエコバックを使う(se servir d’un sac en tissu pour faire des courses)ことや、包装の少ない物を選ぶ(acheter des produits sans ou moins de emballage) こと、バラ売り(少量)のものを買う(acheter des produits en vrac)、使わなくなったものを人にあげる(donner à quelqu’un les affaires qui ne nous plaisent plus)などは、皆さんも普通に行っていることではないでしょうか。

最近あまりしなくなっているけれども、修理して使う(réparer les objets au lieu de les jeter) というのも、ゴミを減らす行動になるでしょう。

これからやってみたいことで一番多かったのは、コンポストで生ゴミを肥料にする(faire un composte pour recycler les pelures de fruits et de légumes en engrais)ことでした。

生徒さんの誰も知らなかったことで興味深かったのは、メールの送受信にかかる電力というのは、実は馬鹿にならないという話です。参考までに、日本語のサイトを紹介しておきます。https://eleminist.com/article/850 

他にも、何かをプレゼントをする際に、物を送らないという方法もありました。フランス語ではcadeau immatérielと言います。日本語でも「モノからコトへ」や「モノ消費ではなくコト消費」という言い方がありますが、いわゆる体験をプレゼントすることです。コンサートのチケットや、野外キャンプの体験コース、エステのクーポンなどいろいろあると思いますが、日本にはもう一つ「消えもの」というのがありますね。主婦からは喜ばれるもののひとつです。

それから、若者の消費行動を表す「トキ消費」や「推し活」などという言葉も昨今では使われているようです。その時にしかできないことや自分の好きなアニメのキャラやアイドルなどにお金を使うという消費行動のことだそうです。

「ゴミを減らす」ということが、エネルギー消費の削減や物を大切にすること、消費行動を見直すことにもつながっていて、物事というのは一面的に捉えるのではなく、多面的・複合的に考えることが大切だということにまで考えることができた生徒さんが多く、私自身も面白い発見ができた2ヶ月でした。
posted by マカロン at 11:22| フランス語

2022年11月26日

助言の違いに戸惑うことなかれ

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

以前に外部講師の方に定期的にレッスンをしていただいているという話を書きましたが、今も変わらず、定期的に来て頂いています。私とは異なる視点からの説明や、私が指摘する内容と同じ指摘でも、違う言い回しでの説明もあり、有益な助言をいただいています。ですが、私のレッスンと講師の方のレッスンでは指示が違うことも多々あり、生徒さんたちがそのことに戸惑うことがあります。

「どちらの言うことに従えばいいですか?」という生徒さんからの質問には「正解はないよ」と答えています。アナリーゼをしても、そこからどのように解釈して自分の演奏にしていくかは、自分が決めることであって、先生が言ったからその通りに弾くのではなく、自分の解釈と合わせて考えて、最後には自分独自の世界を作りなさいと説明します。

読譜力やある程度のテクニックを身につけるまで、つまり基礎を身につけるまでは、音楽性には傾倒し過ぎないようにしていますが、小学4・5年生になる頃には、音楽性も含めて自分の演奏を目指してもらうようなレッスンを心がけています。

もちろん、解釈については、生徒さん自身に「なぜそのような演奏にしているのか」を説明してもらっています。ここまで成長してもらうのに、子供にもよりますが、5年以上かかります。音楽が面白くなるのはここからなので、技術だけでなく、時代背景など歴史の知識や音楽理論も含めて、どんどん探求していって欲しいですね。
posted by マカロン at 09:29| ピアノ

2022年11月16日

保護者さまとの話し合いを通して

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

最近は天気のよい日が多く、少しずつ肌寒くなって来てはいるものの、気持ち良く過ごせています。でも、朝晩の寒暖差や日よって気温差があり、体調を崩している方が多くなっています。体調管理をしっかりして、風邪をひかずに冬を迎えたいものです。

このところブログのアップをサボっておりましたが、レッスン生活をつつがなく送っております。発表会の後、生徒さん本人と保護者の方々からご要望を伺い、日頃のレッスンの様子や私が考えていること、今後の方針についてもお話をしました。

発表会で子供たちの演奏を聞いたことで、保護者さま各自がいろいろな感想を持たれたようです。レッスンに付き添いのない保護者さんは、ご自分の子供の毎日の練習の状況が如実に反映されていることを実感されたようで、自宅での子供たちの練習に、時間が許す限り付き添ってくださるようになりました。

そのことで、子供たちもおうちでの練習だけでなく、毎週のレッスンでもやる気を見せてくれるようになり、良い循環が出来てきました。これがいつまでも続くことを願っていますが、また雰囲気がだれてきたら、学校のように3者面談をすれば、それなりの解決策が見つかることもあるということを知ることができました。

次回の発表会は未定ですが、生徒さんたちの様子を見つつ、次回を決めたいと思っています。
posted by マカロン at 11:24| ピアノ