2022年12月31日

2022年が終わろうとしています!

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

さて、今年も残すところ数時間となりました。今年1年、ウクライナの状況をつぶさに見続けた1年だったなあと思います。戦争が始まった当初、「人間は、歴史に学ぶことをせず、同じ過ちを繰り返し続けるのか」と、絶望にも近い気持ちを味わったことを思い出します。

皆さんにとっては、今年はどんな年だったのでしょう。政治や経済面では、軒並み良いニュースがない中とはいえ、今年終盤のサッカー・ワールドカップで楽しく1年を締めくくった方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

私にとっては、久々に異国の地を旅してリフレッシュできた年でした。ポーランドは初めて訪れた国でしたが、なかなか面白い国だなと思いました。隣国のウクライナでは戦争が続いており、多くのウクライナ人の方が避難して来ていましたが、何人かの方と少しお話しすることができました。彼女たち(男性は原則、出国禁止です)は皆、「私たちは最後まで戦い続ける!」と士気高かったことを思い出します。ポーランド人たちの危機感も相当なものがありました。

このところ、ロシアの脅威に晒され続けている国々を旅行することが多く、ロシアという国に随分と苦しめられてきたのだな、と思うことが多かったのですが、今回のウクライナ侵攻を経て「ロシアの体質というのは以前から全く変わっていないのだな」と感じています。

それはさておき、コロナ対応も随分と見直しがされてきましたので、来年はもう少し、演奏の方に力を入れて、達成感を感じられる年にしたいと思っています!

それでは、みなさん、良い年をお迎えください。Meilleures voeux de fin d'année !
posted by マカロン at 16:41| 日記

2022年12月22日

物価高で迎える今年のフランスのクリスマス

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

フランスでもクリスマスのヴァカンスを家族と過ごすために、人々の移動が始まっています。しかし、この大切な時期に、国鉄SNCFのストライキgrèveが始まり、TGVの減便(約半分)にさすがのフランス人も怒っています。

ところで世界的に物価が上がっていますが、もちろんフランスでも物価が上がっており、クリスマスの御馳走にも影響が出ているようです。全体として、前年比8,8%ほど上昇です。

フランスのクリスマスの御馳走は、まず前菜として、フォアグラfoie grasや海産物(牡蠣huître、スモークサーモンsaumon fumé、キャビアcaviarなど)、エスカルゴ、カルパッチョなどとシャンパンchampagneから始まります。メインは鶏のローストpoulet rôtiや七面鳥dinde rôtiのロースト、デザートにはビューシュ・ドゥ・ノエルLa bûche de Noël。

火曜日のニュースでは、様々な原材料費が上がっているが、加工品については、原材料ほどの物価高にはなっていないと報じていました。

では、前年と比べてどのくらい上昇しているのでしょう。まず原材料を見てみると、
魚卵(キャビアなど)  +4,8%
スモークサーモン    +10,7%
フォアグラ       +44%
エスカルゴ       +17,8%
帆立貝 coquille Saint-Jacques +8,1%

それに対して、加工食品への物価高の影響は控えめです。
チョコレート     +2%
シャンパン      +5,9%

日本でも物価上昇は止まりませんが、お正月の御馳走の予算は十分に用意しているのではないでしょうか。フランス人も1年に1度の家族との時間のための御馳走には、きちんと予算を組んでいるようです。

年末の町のざわざわ感が大好きで、暇を見つけては、いろいろな町を散策しています。今年は、子供たちの冬休みがとても長いので、いろいろなところからスキー場へのお出かけの話がちらほら聞こえてきます。存分に楽しんできてください!
タグ:語彙強化
posted by マカロン at 11:53| フランス語

2022年12月14日

レッスンを辞めずに続けられる子はどんな子?

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

前回は、どんな子がピアノのレッスンを辞めてしまうのかに触れたので、今回はどんな子がピアノのレッスンを続けているのか、私の教室の例を見てみましょう。

これは単純明快、おうちでの練習が習慣化できた子です。もちろんピアノや音楽が好きというのが大前提です。習慣化できた子は、必ず上達していきます。小学校高学年になれば、どんなに不器用な子でも、それなりの曲が弾けるようになります。

この年齢になれば、じっくりと考えることも出来るようになってきます。分析して理論的に理解してから弾きたい子、感性を大事にして直感を頼りにテクニックを磨く子、いろいろなタイプがいますが、子供たちそれぞれが自分らしい演奏を目指して、毎日の練習に向き合えるようになります。

ここまで来れば、先生に手取り足取り教えてもらうことからは卒業です。ここからは、上手くいかないところを改善できるよう助言もしますが、歴史的な話や理論的な話など、技術的なこと以外の専門的な話もしながら、音楽をより深く理解できる手助けをします。頼もしいことに、私と対等に議論するようにもなります。

この程度まで出来ていれば、高校受験や大学受験などで一旦休んでいても、レッスンを再開する生徒さんが多いです。でも、その時には、私はピアノが専門ではないので、ピアノを専門とする先生に紹介するようにしています。私を慕って、年に数回、顔を見せに来てくれる生徒さんもいて、どんな風に音楽を楽しんでいるのか話を聞くのは、とても嬉しいし、楽しい時間ですね。
posted by マカロン at 17:24| ピアノ