最近、めっきりと冬らしい陽気になりましたが、気がつけば、今年も残すところ1ヶ月を切りました。私自身は特に忙しいわけではないのですが、世の中全体が忙しなくなってくる時期ですね。私も少しソワソワし始めています。
今年はうちの子供が受験のため、生徒さんたちが気を利かせてくれて「今年は、クリスマス会はしない!」と決めたようです。その代わり、春に忘年度末会とか新年度会をやってもいいよね!
ところで、先日、知り合いのピアノ講師の方と、辞めていく生徒さんについて話をしました。私自身、ピアノをそれなりに教え始めてまだ10年も経っていませんし、最大で10人程度の少人数の教室ですので、辞めていった生徒さんは、それほどはいないのですが、どんな子がどのくらいの時期で辞めていくのか、うちの教室では大体の傾向があります。
まず、習い始めて1年以内で、ピアノ自体に興味がなくなる、あるいはおうちでの練習が苦痛なために辞めるということがほとんどです。この場合、ピアノをやってみたいと思ったけれど、結構しんどくて、自分に向いていないと思って辞めていくパターンではないかと思います。私自身は「まだ始めたばかりなのでもう少し続けてみみては?」とは思いますが、生徒さんにとってみたら、すぐに気づいて良かったのでしょうね。
その次が、弾く曲のレヴェルが上がったにもかかわらず、そのための練習が足りず、先に進めなくなり、挫折した生徒さん。こちらもごく少数ですがいました。もうひと踏ん張りでしたが、残念!!
それから、中学受験で辞めていく子には、まだ出会ったことはありませんが、部活と塾との掛け持ちで、時間に余裕がなくなって辞めた生徒さんは一人いました。
辞める生徒さんには、なんとなく辞めんじゃないかなと思うような前兆があります。その生徒さんからピアノに対する嫌悪感のようなものを感じると、間もなく辞めていきます。ピアノを好きでなければ、辞めるのは当然のことですし、レッスンは生徒さんが主役なので、もう辞めようと考えている生徒さんには、どれだけこちらが頑張って教えても虚しい結果になるだけですよね。このような経験を、どの教室の先生方もしていらっしゃると思います。
でも、ピアノや音楽が好きで、レッスンに通うことを苦にしていない生徒さんには、最大限出来ることをします。家での練習がうまくいかない生徒さんはたくさんいます(ほぼ全員!?)が、子供は日々成長しているので、毎日の練習を習慣化してもらえるように、生徒さん一人一人の個性に応じた方法をいろいろ模索しています。生徒さんのほぼ全員が男の子なので、正直私に取っては大変すぎて、心が折れていることもあります!
目指しているところは生徒さんによって違いますが、将来の音楽愛好家育成のために私に何ができるのか、毎日考えることが本当にたくさんあります。もちろん、私も日々成長していますよ!
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