大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユール
http://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。
今年は10月に入っても暑くて、衣替えは11月近くなるのかな?と思っておりましたが、急に寒くなり、町行く人たちの服装も変わり、一気に秋になりました。また10月と言えば、今年度の下半期が始まる月でもありますね。一年度の後半は始まったばかりなのですが、2023年はあと3ヶ月足らずで終わってしまうのだなあという気持ちもあり、日がどんどん短くなる中、少し寂しい気持ちになることもあります。
ところで、中学1年生の男の子の生徒さん、お家での練習がうまくいかない日々が続いています。
中学生になり、小学生の頃とは比べものにならないほどやらなくてはいけないことが増え、どうもうまく生活のペースが掴めないようです。
レッスン中に「あんまり練習がうまくいっていないみたいだね」と問いかけたところ、ボロボロと涙を流し出してしまいました。
心配性だからなのか、日々の勉強やこれからの高校受験、部活などの様々な場面での責任感から来るプレッシャーを感じているようですね。その上、やることが多すぎるのに、うまく計画が立てられず、圧倒的に時間が足りなくて、自分の思うように出来ていないことからくる焦燥感もあるようです。
小学生のころと比べれば、日々の授業の中でも小テストが頻繁にあり、その勉強にも全力投球しているようですし、部活も、3年生が抜け、少しずつ主要メンバーとしての自覚も出てきたようで、そちらの練習もしっかりとやりたいそうです。
ピアノも「インベンション」に入り、根気よく練習することが必要になってきました。とはいうものの、短調の曲だとシャープやフラットが抜け落ちてしまうことが多くなり、なかなかそれを克服できず、足踏み状態になっています。というか、そもそもピアノの練習の時間を取ること自体が難しいのだとか。
ピアノの練習方法についてはアドバイスができますが、時間を上手にやりくりすることや効率良く物事をこなしていく術に関しては、自分で見つけていくしかないのかな?と思うのですが、どうなのでしょう。
思春期に入り、親とは衝突することが多くなってきたようで、親の方も簡単には折れられないのか、かなり激しい言い争いになってしまうようです。なので、私は身近な大人として「いつでも話を聞くから、何でも話してね」とは伝えました。
ピアノのレッスンの後は、30分から1時間くらい家には帰らず、うちの子供や私たち夫婦と雑談をしたり、漫画を読んだりしているので、落ち着く場所なのでしょう。このまま彼の成長を見守っていきたいです。