2024年07月11日

音楽習得にはピアノが最適

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は久しぶりに梅雨らしい天気で、ほっと一息ついているところです。ジメジメは嫌ですが、暑すぎるのも困ってものです。

ところで、最近つくづく思うのは、ピアノという楽器は、楽器を弾くことを学ぶだけでなく、音楽習得全般にとても適した楽器がピアノだなあということです。

以前は、ピアノのレッスンはピアノの上達のためと思って取り組んでいました。そのため、生徒さんたちに対して、おうちでの練習は絶対で、練習して来ない生徒さんには辞めてもらっていました。今思えば、若気の至りですね。言い訳をさせてもらえれば、自分がまだ現役だったのと、子育てや仕事など負荷のかかることが多かったので、練習して来ない生徒さんに割く時間がなかったのもあります。

今は、生活だけでなく心境の変化もあり(年齢も?)、私自身が音楽を楽しむことができるようになりました。様々な方向から音楽に向き合うことができるようにもなりました。自分に心の余裕があるので、練習して来ない生徒さんとも気長に付き合うことができるようになりました。年齢と共に、できることが増えました!

そこで、ピアノだけでなく、音楽全般を楽しむことができるようなレッスンにシフトしてきています。生徒さん自身が「ピアノが弾けるようになれば、さらに音楽が楽しくなる」と思えるようなレッスン、長く音楽に向き合うことができるレッスンに取り組んでいます。

そのような取り組みをするようになって、やはり音楽を学ぶにはピアノが最適な楽器だと思うようになりました。私自身は声楽が専門ですが、楽器の性質上、単旋律のため、どうしてもレッスンがテクニックに重きが行きがちになります。身体や発声器官の説明、歌詞の解釈、オペラのアリアであればそのアリアを歌うときの心情やデクラメーションなど、声楽のレッスンでは音楽全般の学びに繋げにくいのです。ピアノ伴奏と合わせて、初めて音楽についてのレッスンができるという感じです。でも、伴奏者が来るのは本当に最終段階なので、そこまで生徒さんに詳細に音楽的な内容を伝えられるわけではありません。

その点、ピアノでは、曲全体の構造や和音や調性の変化などに、曲の学び始めからじっくりと取り組むことができます。理論の説明などはある程度の年齢になってから徐々にしていますが、小さい時期から響きの変化や想像力を音楽表現に繋げていくレッスンができます。

音大受験の際や大学入学後にピアノが必須なのも納得ですね!
posted by マカロン at 11:18| Comment(0) | 日記