2025年01月28日

読譜の教え方

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

そろそろ1月も終わろうとしていますが、横浜は天気も良く、今日は比較的温かいので、気持ちよく過ごせそうです!

ところで、先日、お正月休み中に楽譜が読めなくなった男の子の話をしましたが、すぐに感覚を取り戻してくれました!ちょっと忘れちゃったかな?程度の問題で、本当に良かった。

ところで、初心者の生徒さんに読譜を教えるときに、先生方はどのように教えていらっしゃいますか?

ピアノの場合、ト音記号の第一下線上にある音符、つまり「真ん中のド」から教えることが多いのではないでしょうか?教則本もこの音から教え始めるものが多いですね。

その場合、ヘ音記号が後回しになるなどの弊害もあるというのは、良く言われることです。

ですが、実際には、どの方法と取っても良い点もあれば弱点もありますし、ある生徒さんには合うけれど、違う生徒さんには合わないなど、100%完璧な指導方法というのはないのではないかと思います。

私の場合は、どんな小さな子でも最初からト音記号とヘ音記号の意味を教えてしまいます。「ト音記号はソの音の場所を示している記号です。この記号の真ん中の○のところがソですよ」、「ヘ音記号はファの音の場所を教えてくれてますよ。●の部分がファですよ」などと教えます。

バロック時代の楽譜を読む方やクレ読みをされる方はご存知かと思いますが、ト音記号もヘ音記号もハ音記号もいろいろな場所に移動します。ピアノの楽譜のように、ト音記号もヘ音記号も固定されているとは限りませんね。なので、「ト音記号の時には、第一下線にド」と固定で覚えさせてしまうのを、私自身は避けています。

もう少し進んだ生徒さんで、まだ読譜が定着していない生徒さんには、調を教えるときに調号と一緒に教えてしまうという方法もあります。例えば、ト長調の場合、「ト長調ではファに♯が付きますね。じゃー、♯の付く音全部に印を付けてみてね。そしたら、それを目印に楽譜を読んでみようか」という風に、♯が付く音と音階を弾いてあげます。この作業を毎回のレッスンで根気よく続けて行くことで、調と調号を覚え、生徒さん自身の読譜の方法のひとつを身につけていくことができます。

結局のところ、生徒さんが楽譜が読めるようになってくれれば良いわけなので、習得方法は、生徒さんと一緒に探っていくのが最良の方法だと思います。
posted by マカロン at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽全般

2025年01月25日

音楽を理解するのは難しい

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

中学1年生の女子。毎日塾で忙しい女子中学生です。塾に行くのは、みんなが行っているから自分も行かないと不安なのだそうです。ピアノに来てもテストの点数の話が多いので、成績が気になるのでしょうね。

ところで、彼女はかなりのピアノのテクニックを持っています。なので、レッスンでは私が指示した通りに弾くことができます。

でも、自分自身でどう表現したいのかという意志がまだなく、私が説明する音楽的な内容もまだ理解できません。物語を作らせたりしましたが、彼女の音楽には反映されず、、、

なので、レッスン室から出るとすぐに、私からの指示を完全に忘れて、1週間おうちでどうでもいい練習をしてしまうようです。

この傾向は小さいころからずっと変わらないので、これからもこのままなのかもしれませんが、なんとか彼女の演奏を変えたいのです。聞く人を感動させられるような演奏に!高度な技術を身につけているのに、なんとももったいないという状況なのです。

ということで、彼女のレッスンのアプローチを変えてみました。小学生の頃は理論的な話をしても、右から左、、、でしたが、中学生になり、少し頭で音楽を理解することもできるようになっているのではないか、と期待しつつ、一生懸命、曲の構造や調、音形、音色などについて説明しています。

「わかんないー!!」と言いながらも、私の高い志を目指して、彼女も一緒に努力してくれています。私の試行錯誤もまだまだ続きます。
posted by マカロン at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ピアノ

2025年01月23日

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大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

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しかし、、、まだ一度もコメントをいただいたことがないので、何か伝えたいことがありましたら、何でも構いませんので、是非コメントください!お待ちしております!
posted by マカロン at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ