大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。ブログをご覧頂きありがとうございます。年の瀬も押し迫って参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。本年末年始は9連休となりますが、我が家は子供の受験のため、いつもと変わらず横浜でお正月休みを過ごします。
本日は、おそらく今年最後のブログとなると思いますので、本年の締めくくりに相応しい内容にしたいと思います。
私は現在、ピアノや音楽史、そしてフランス語を通して、教えることを生業としています。以前から細々と続けてはいましたが、これを生業にしようと決め、本格的に始動したのはここ1年ほどです。
その中でも、子供たちにピアノを教えているときが一番楽しく、やりがいを感じています。教えた子供の数はそれほど多くはないけれども、自分の子供以外の子供たちに触れることで「個性」の本当の意味を理解できるようになりました。
子供の状態は常に流動的で、機嫌良く進むこともありますが、ご機嫌斜めでテコでも動かないこともあります。大人から見たら顔をしかめてしまうような態度が、実は子供たちの精神的な不安から来ていることもわかってきました。
男の子はさらに繊細で、お母さんの気を引くためならなんでもします。それは時に見ていて切なくなるほどです(笑)。お笑い芸で笑いを取るような方法を取れる子であれば、こちらは笑うか、呆れ顔で対応するだけですが、お母さんを困らせるような方法でしか気を引けない子もいて、お母さんの気を引こうと思えば思うほど、お母さんに叱られるという悪循環にはまってしまう子もいます。
そんなときに、子供に対して「なんなの、この態度は!」と思うことがなくなり、子供の気持ちに寄り添うことができるようになりました。
子供を教えることで得る喜びの中でも特に大きいのは、子供の成長を間近で見ることができて、共に成長していくことができる楽しみです。就学前から思春期、さらには大学生や社会人になっても慕ってくれる生徒にとっては、ピアノの先生というのは親以外の親密な大人の一人です。またピアノの教師という仕事は、長い時間をかけて習得し培っていく習い事を通して、人格形成にも関わっていくことができる素晴らしい仕事だと思います。先生冥利に尽きます。学校の先生ではここまで密にはいかないですよね。
今年も残り僅かとなりましたが、皆様、どうぞ良い年をお迎えください。
今年同様、来年も子供たちとの新しい出会いがあることを願いつつ、今年を締めくくりたいと思います。
2019年12月29日
私が現在、嬉々として子供たちにピアノを教えている理由
posted by マカロン at 16:48| Comment(0)
| ピアノ
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