2020年02月29日

習うより、慣れろ

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は、外国語学習における練習の大切さについて、書いてみようと思います。
日本の英語教育において、英語で話せるようにすることが最重要課題となっていますが、なかなか英語が話せるようにならないという悩みを聞きます。日本語で十分にコミュニケーションが成立し、高等教育も日本語で習得できる非常に恵まれた環境のある日本においては、話す機会を見つける努力をしなければ、学校教育の中だけでは十分なコミュニケーション能力は育たないでしょう。

とはいうものの、毎日の練習によってある程度は克服できると思っています。外国語を習得し、スムーズに話すことができるようになるには、毎日の練習は必須です。つまり、外国語の持つ独特のリズム感や抑揚に慣れ、単語やセンテンスの組み立てなどを意識しなくても発話できるようになるくらいまで練習するということです。このことを「慣れ」というとすれば、練習なしに「慣れ」るということは、外国語習得にはあり得ないと思います。

市販の教材のダイアローグなどを使って、状況を想像しながら会話の練習をしたり、テーマを決めて自分の言いたいことをプレゼンテーションするなど、やり方はいろいろあります。私のフランス語のレッスンでも、言いたいことを伝える練習やインタヴューを頻繁に取り入れています。話していると文法がだんだんと無茶苦茶になってくるので、言った内容を清書してもらい、文法の確認をしたり、よりフランス語らしい表現やよりフォーマルな言い方に書き換えたりします。

ピアノやヴァイオリンなど音楽の習い事でも、自主的な毎日の練習は絶対に欠かせませんね。意識しなくても思い通りの演奏を目指すのであれば、長い年月にわたる毎日の練習なくして、その目標を達成することはできません。残念なことに、練習量が少なく、弾けるようにならなくてやめてしまう子供たちのなんと多いことか!

音楽同様、語学も一生かけて学ぶものだと思います。問題集を解くなどの小手先のテクニカルな部分で一喜一憂せず、語学学習の真の面白さを見つけてもらいたいと、日々考えています。
タグ:勉強法
posted by マカロン at 16:19| フランス語