しばらくブログを更新していませんでしたが、発表会も終わりましたので再開したいと思います!
コロナウィルス関連で自粛ムードが漂う中でしたが、発表会は予定通り行いました。あらゆるイベントが中止になり、子供たちはどこにも遊びに行けない状況の中で、子供たちからも保護者の方からも中止を要請する声は出ませんでした。やはり、半年に1回の発表会を楽しみに日々練習している子供たちが成長する機会を1つでも減らしてしまうのは、成長過程にある子供たちにとっては大きな損失になってしまうでしょう。
発表会の後は、私にとっても振り返りのための大事な時間になります。子供たちに何をしてあげられたか、何をしてあげられなかったのか、、、目標よりも多くのことを達成出来た子、発表会までに練習が間に合わず、本番つらい思いをしてしまった子、緊張のあまり、いつもの自分が出せなかった子などそれぞれに思うところはあると思います。
そうかと思えば、発表会直前の練習ではまだまだ不安を抱えていた子が、本番までになんとか克服してきた姿をみることもあります。ここで、ふと教師の役割って何なのか?と疑問が湧きますよね。
私がピアノを教える側として子供たちに接する時に、常に心の中にあるのは、教師は手助けをするだけで、成長するのは子供自身の仕事なのだということです。若い頃は、教えなければいけない!と教え込むレッスンをしていて、指示をたくさん出すことが教えることだと思っていました(指示を与えすぎると、指示待ち人間になります!)が、本来の教育というものは、考えるきっかけを与えるだけなのだと、年齢と共に思うようになりました。
考えるきっかけさえ与えあれば、子供たちは自分たちで考えて行動するようになります。小さい頃からそういう環境を与えてあげれば、学年が上がれば、自発的に質問もするし、わかるまで何度でも聞き返すこともできるようになってきます。できない箇所の練習のために、なぜ今それができないのかを説明してあげれば、自分で練習方法を考えてみることもできるようになります。
子供は成長段階によって、できること・できないことがあります。自分の子育て経験も多分に関係しているだろうとは思いますが(子供は親の思うようには育たない!)、見守って待つということができるようになりました。教えることを通して、子供たちの成長を見守れることの喜びを感じられるようになりました。
ところで、話は変わりますが、発表会が終わった後には、毎回「打ち上げ」と称した飲み会をしています。今回は送別会シーズンにも関わらず、全国で飲み会自粛ということもあり、居酒屋さんはガラガラで、参加者もほぼ大人だけの会となり、こぢんまりと楽しい時間を過ごしました。演奏会の後のお酒は本当に美味しいのです!音楽を趣味とされている方には、お疲れさま!の飲み会が楽しみで、忙しい中でも続けていらっしゃる方も多いことでしょう。
タグ:生徒さんの成長