当教室のフランス語のレッスンは、個人レッスンがメインです。私のところに通ってきてくださる生徒さんたちは、グループレッスンから個人レッスンへと変更してきた方が大部分です。
その理由を生徒さんたちに聞いてみると、特に多いのは以下のような理由です。
1)グループでのレッスンでは積極的な人の影に隠れてしまって、完全に受け身でレッスンを受けることになってしまったけれども、積極的に発言できない私でも能動的にレッスンに参加したい。
2)レッスンが、そもそもコミュニケーション主体ではなくて、文法説明やテキストの解説を聞いたり、テキストの音読だけなど、受動的な学びで欲求不満が生じていて、なんとしても学んだことを定着させて使えるようにしたい。
3)入門、初級とフランス人の先生に習っていたけれども、始めから全てフランス語でのレッスンだったため、あまり理解できておらず、全てが霧の中なので、きちんと理解した。
個人レッスン(それも日本人教師)に変更する生徒さん方の理由から、日本人教師にフランス語の個人レッスンを受けるメリットについて考えてみたいと思います。
1)日本語での説明が可能なので、クリアに理解できる。文法だけでなく、文化などについて、日本語での説明が得られるので、フランス語の能力がまだ十分ではない入門や初級の生徒さんにとっては、満足度は高いと思います。
2)教師と生徒が1対1なので逃げられない。つまり、生徒が一人だけなので、質問されたら否が応でも答えなければいけません。頭はフル回転ですし、アウトプットの機会はグループレッスンと比べたら、格段に多いです。「脳みそが熱くなってきました!」とおっしゃっていた生徒さんもいました。
3)教師との信頼関係が作りやすく、安心して話ができる。これは非常に大切な点で、安心して話ができるということは、心配せずに間違えることができるということでもあります。アウトプットに慣れていない生徒さんの上達にとっては、とても重要な点です。
4)生徒さんの予定に合わせて、自由にレッスン時間を設定できることもメリットだと思います。グループレッスンの場合は、決まった曜日の決まった時間でのレッスンが多いですが、仕事や行事・用事などの関係でいつも同じ曜日の同じ時間が空いているわけではないと思います。振替などの制度もありますが、先生が変わることで微妙に教える内容が違っていたりするので、同じ先生に通して教わりたい生徒さんには良い点だと思います。
グループレッスンで苦労されている方は、ご自分のペースで勉強を続けられる個人レッスンも視野に入れてみてはいかがでしょうか。一考の価値はあると思います。
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