2021年07月07日

音読の効果(1:インプット効果)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。


脳科学や外国語教育分野などの研究から、大量に音読を繰り返すことで、言葉のインプットが促進されることがわかっています。

まずは、黙読時の読みの速度が上がります。これは、音読によって、和訳せずに読むため、日本語を介さず理解する習慣が付くためです。

次に、音読によって、言葉のインプットをする準備が整います。つまり、単語や構文などを暗記しようとする際に、音読による準備段階を踏むことで、その後の定着力が高まるということです。

第3に、リスニングの効果も上がります。その理由は、音読という作業が、文法や意味などの情報を自ら発声しながら、音声的に何度も反復して聴覚的に記憶していく作業だからです。

つまり、音読という行為は、総合的に外国語のインプット能力を引き上げていくことに一役買っていると言えるでしょう。

実際に私の生徒さんたちにも試したところ、音読を繰り返した後の方が、文法的な知識や語彙の定着率が上がっているように感じでいますし、かなり早いスピードで話されている現地のフランス語の聞き取りにも効果てきめんです。

ひとつのテキストを1〜2回読んでお終いというような形式的な音読では定着率は上がりませんので、数日にわたって毎日複数回、音読を繰り返すという方法で行えば、インプット効果を体感できること間違いなしです。是非、お試しくださいね。
タグ:勉強法
posted by マカロン at 06:25| フランス語