先日、久々の発表会が終わりましたが、今回もまたいろいろ大変でした。私が大変だった分、子供たちも少しピアノを弾く楽しさを感じてくれているといいなと願っています。が、実際のところどうなのでしょうね。
発表会に出ることを最後の最後まで渋っていたけれど、最終的には出ることにして自分なりに頑張った子、最後に先生にも親にも怒られ、心を入れ替えて発表会に向き合えた子、練習は嫌いだけれど、発表会前は自分一人で練習と向き合って、当初難しくて弾けないかも、、、と思っていた曲をなんとか弾けるようになった子、最後の最後まで注意されたことを無視したままで発表会を迎えてしまった子等々、大きく成長した子もいれば、何も学ばなかった子もいます。
表現する面白さをはじめて感じた子もいますし、音楽の奥深さをはじめて感じた子もいます。楽譜を分析し、音楽の本質を理解するような取り組み方は、やはり小学校高学年以上にならないと理解するのは難しいですので、練習は大変ですが、最低でも中学生までは続けてもらいたいですね。
発表会という貴重な経験ですが、できる限りの努力をした末に発表会を迎えて欲しいと思っています。そうでなければ意味がないと言っても良いかもしれません。例えば、お祭りや委員会なども、実際に参加した当事者だからこそ終わった時の爽快感や達成感など、頑張って本当に良かったなあという気持ちを味わうことができるでしょう。
この努力の末の達成感、それが成功するか否かは別として、これからの子供たちが長い人生を生きていくための力に繋がっていくと思っています。音楽を通して努力の大切さを教えていきたいですね。
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