2022年11月26日

助言の違いに戸惑うことなかれ

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

以前に外部講師の方に定期的にレッスンをしていただいているという話を書きましたが、今も変わらず、定期的に来て頂いています。私とは異なる視点からの説明や、私が指摘する内容と同じ指摘でも、違う言い回しでの説明もあり、有益な助言をいただいています。ですが、私のレッスンと講師の方のレッスンでは指示が違うことも多々あり、生徒さんたちがそのことに戸惑うことがあります。

「どちらの言うことに従えばいいですか?」という生徒さんからの質問には「正解はないよ」と答えています。アナリーゼをしても、そこからどのように解釈して自分の演奏にしていくかは、自分が決めることであって、先生が言ったからその通りに弾くのではなく、自分の解釈と合わせて考えて、最後には自分独自の世界を作りなさいと説明します。

読譜力やある程度のテクニックを身につけるまで、つまり基礎を身につけるまでは、音楽性には傾倒し過ぎないようにしていますが、小学4・5年生になる頃には、音楽性も含めて自分の演奏を目指してもらうようなレッスンを心がけています。

もちろん、解釈については、生徒さん自身に「なぜそのような演奏にしているのか」を説明してもらっています。ここまで成長してもらうのに、子供にもよりますが、5年以上かかります。音楽が面白くなるのはここからなので、技術だけでなく、時代背景など歴史の知識や音楽理論も含めて、どんどん探求していって欲しいですね。
posted by マカロン at 09:29| ピアノ