フランスでもクリスマスのヴァカンスを家族と過ごすために、人々の移動が始まっています。しかし、この大切な時期に、国鉄SNCFのストライキgrèveが始まり、TGVの減便(約半分)にさすがのフランス人も怒っています。
ところで世界的に物価が上がっていますが、もちろんフランスでも物価が上がっており、クリスマスの御馳走にも影響が出ているようです。全体として、前年比8,8%ほど上昇です。
フランスのクリスマスの御馳走は、まず前菜として、フォアグラfoie grasや海産物(牡蠣huître、スモークサーモンsaumon fumé、キャビアcaviarなど)、エスカルゴ、カルパッチョなどとシャンパンchampagneから始まります。メインは鶏のローストpoulet rôtiや七面鳥dinde rôtiのロースト、デザートにはビューシュ・ドゥ・ノエルLa bûche de Noël。
火曜日のニュースでは、様々な原材料費が上がっているが、加工品については、原材料ほどの物価高にはなっていないと報じていました。
では、前年と比べてどのくらい上昇しているのでしょう。まず原材料を見てみると、
魚卵(キャビアなど) +4,8%
スモークサーモン +10,7%
フォアグラ +44%
エスカルゴ +17,8%
帆立貝 coquille Saint-Jacques +8,1%
それに対して、加工食品への物価高の影響は控えめです。
チョコレート +2%
シャンパン +5,9%
日本でも物価上昇は止まりませんが、お正月の御馳走の予算は十分に用意しているのではないでしょうか。フランス人も1年に1度の家族との時間のための御馳走には、きちんと予算を組んでいるようです。
年末の町のざわざわ感が大好きで、暇を見つけては、いろいろな町を散策しています。今年は、子供たちの冬休みがとても長いので、いろいろなところからスキー場へのお出かけの話がちらほら聞こえてきます。存分に楽しんできてください!
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