2022年05月20日

最近の声楽レッスン

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今年度に入ってから、声楽の生徒さんがぼちぼち戻って来ています。お仕事をされている方がほとんどなので土日祝のレッスンが主ですが、家族がいる方は休日に家の用事もあります。それでも仕事と家事の合間を縫ってレッスンに来て下さっています。声楽のレッスンは有酸素全身運動ですので、私自身もそうですが、頭がすっきりする上、身体の中からほぐれて気分が良くなります。

ところでここ最近のレッスンですが、マスク着用希望とマスクなし希望に分かれています。コロナ関連の法律が変わらないうちは、マスクを付けてレッスンを希望する生徒さん多い状態が続くと思いますが、コンクールの準備をしている生徒さんは、自ら希望してマスクなしでのレッスンを再開しています。

というのも、声楽のレッスンをマスク着用で行うことで、レッスンの効率が半減します。口の開き方も見えなくなるし、響きを聞き取ることもできなくなります。つまり、教師側が示す模範の視覚的・聴覚的判断が生徒側にできなくなります。と同時に、生徒側の動きや声も教師側が判断できなくなるという双方向で弊害となってしまいます。

声楽は、日頃意識して使うことのない身体の内奥にある筋肉を使います。それらの筋肉が正しく使われているかどうかは、出てくる声で判断します。また、ただでさえほとんどの筋肉が見えないし見せられない中で、唯一見えるのは口とその周りの筋肉のみです。それをマスクで隠してしまうということなので、有益なレッスンが出来ないのは必然ということになってしまうのです。

大量の死者を出した欧米では、もうすでにマスクを着けている人はいません。一日も早く法律を改正して、教育の機会損失を終わらせてもらいたいものです。
posted by マカロン at 10:41| 日記

2022年05月10日

教師と生徒の関係(続き)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

前回の内容では、教師は上手に活用しましょう!という話で終わったのですが、実は私がレッスンの時に教わる側に注意してもらいたいと思うことがあります。

それは、先生に対する失礼な態度です。これは教える側のモチベーションを著しく下げます。人間誰しも感情を持っていますので、教師といえども、常に寛大な態度で接することができるわけではありません。大人の生徒さんの場合は、やる気があって習いにいらしているので問題はないのですが、お子さんの場合、どうしても自分の感情に素直なため、実はとても厄介な問題なのです。

例えば、挨拶をしても挨拶を返さない。この例はほぼ全員の子供に当てはまります。学校で挨拶週間などを設けて、教育現場では挨拶の大切さを教えていますが、家庭で厳しく躾けない限り、残念なことに、習慣として定着することはありません。現代は、親の世代も躾けられていることが少なく、頭を下げてきちんと挨拶のできる親はほぼ皆無です。これも残念なことですね。

この時に子供に言うのは、「挨拶を返さないと挨拶をした人が寂しいよ。」です。子供に「挨拶を返さないのは失礼です」と言っても、「失礼」の意味がわかりません。なので、子供の気持ちを喚起する言い方にするよう気を付けています。

月謝を先生に渡す時もしかり。片手で「先生、これ。」が現在の「常識」です。でも、せめて「お願いします」と言えるようにはしたいものです。

サボろうとする時もしかり。教師は教えるためにそこにいます。が、子供はサボりたいがために、おしゃべりをし続けたり、時計を見て「まだ時間にならないのか」という顔をしたり、注意されたことを直さなかったり、練習をまったくしてきていなかったり、と他にもいろいろありますが、とにかく、教える側のモチベーションを下げる行為をします。

その時に、一応は「先生は音楽を教えるために、あなたに時間を割いています。レッスンを受けたくないのなら来なくていいんだよ。」と言いますが、翌週になればまた忘れてしまいます。

この話、子供に何かを教えている人にとっては「あるある」話なのですが、ピアノのレッスンは「1対1」のレッスンなので、ダイレクトに感情が伝わりますし、お互いの信頼がなければレッスンが成り立ちません。

ですので、先生に本来の能力を発揮してもらいたいと願うのなら、親御さんたちには、子供にきちんとその点を伝えていただきたいと思います。例えば、教師は大体の場合、一人一人に合わせてカリキュラムを考えています。でも、もし子供がまったく思ったようにやってくれない場合、教師はカリキュラムを変えざるを得なくなります。時には、レベルを落とし、進度を落としても、それさえもやろうとしない生徒がいます。

このような場合、先生はどうしたらいいと思いますか?その答えは簡単で、その子供に教師が合わせるだけです。なので、何年も習っていても上達することはありません。先生も言うべきことを躊躇して言わなくなります。「上達することは重視していません。」とおっしゃる親御さんがいらっしゃいますが、少しの上達もなければ、子供自身、やる気が起きません。

親御さんには、集団で進めていく習い事との違いを認識して、お子さんたちに的確に話をしていただければと思う今日この頃です。
posted by マカロン at 10:39| 日記

2022年05月03日

教師と生徒の関係

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

5月が始まりました!今年のゴールデンウィークは涼しくて過ごしやすいですね。例年のゴールデンウィークは暑くて半袖で過ごすのが常でしたが、暑さが苦手な私としては、とても過ごしやすく助かっています。でも雨がちょっと多いでしょうかね。

ところで、先日うちの子供の発表会がありました。開始から終了まで全員の演奏を聞き、本当に長丁場で疲れましたが、同時に色々と考えさせられました。というのも、教える側の先生がいかに素晴らしい方だろうと、習う側の子供の質が低すぎると、先生の質も低いと思われてしまうのではないかと思ったからです。

うちの子供のヴァイオリンの先生はとても素晴らしい先生です。チェコのナンバー2のオーケストラ「ブルノ管弦楽団」のコンサートマスターを長く勤めた後、南アフリカ国立管弦楽団、日本の広島交響楽団などのコンサートマスター、チェコ国立交響楽団のコンサートマスターを歴任した素晴らしい経歴の持ち主です。教え方も的確で、うちの子供は先生が変わってから、柔らかく深い音が出るようになりました。身体の力みも抜けて、楽々と音が出ています。

しかしながら、経歴を含めてとても良い先生ですが、いかんせん生徒さんに恵まれていないのです。私は、子供が小さい頃から毎週レッスンの付き添いで先生のレッスンを傍らで見てきましたが、子供だからと妥協せず、出来るまでしつこく何度でも諦めることなく注意してくれます。できなくても怒ることもありません。ただ淡々と教師としてやるべきことをしている。うちの子供が習い始めの頃はできない事が多すぎて、毎週2時間レッスンをしてもらっていました。規定では1レッスン40分なのですが。

しかし、この彼の懇切丁寧さも、生徒さんの質が悪ければ無意味になってしまいます。先生には明らかな目標があって、それを実現してもらおうと様々な方法でそれを教えているのですが、生徒の方が目指しているものを理解できず実現もできない。やはり、生徒自身そして付き添う親がそこを理解した上で、毎日の努力に惜しみなく時間を割くことができるか、そこが上達するか否かの肝なのだと思います。

先生の力を最大限に引き出すのは、教えてもらう側の生徒の態度一つです。私の教える経験からもそう言えます!上手い下手を問わず、生徒の音楽との向き合い方によって、私の教えるモチベーションはかなり上下します。ですので、先生は上手に活用しましょう!
posted by マカロン at 10:32| 日記