2025年02月14日

Navigo改悪〜パリより〜

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今、パリにいます。久しぶりのパリです。1週間が過ぎました。思ったほど寒くはありません。でも日本では着ないようなロングの厚手のコートを着て歩いています。残り1週間ありますが、街探索を続けようと思います。

今回は、10年近く住んでいたBel-air地区のアパートを借りて、里帰りするような気持ちで滞在しています。

私が住んでいた2005年頃までと比べて大きく変わったのは、PicpusからNationかけてです。新しい建物がどんどん出来ていて、私が住んでいたアパートの裏手の修道院が、超近代的な建築に変わっていました。

それだけでなく、パリ第3大学(ソルボンヌ・ヌーヴェル)の新校舎が移転してきたり、病院も一部建て替えられ、その界隈は私の知らない町並みになっています。大学については、日本の留学生にはすでによく知られたことだったと思うのですが、私は全然知らずにおりました。

病院が2つあって、庶民的な町ですが、その側面は残しつつも、新しい若さ溢れる活気ある町になりつつあるのだなと思いながら、散歩しています。まだまだ新しい建物が建つようで大規模な建築工事も続行中です。

観光客にとっては改悪された Navigo。この1月から改定され、観光客にとっては高く付いてしまうシステムになっています。他にも観光客向けにお金を払わせるシステムがどんどん導入されています!5日分をチャージして80€弱、すでにものすごく高い上、1日にメトロに6回乗らないと元が取れません。その上、回数券がなくなったので、1回の乗車でメトロは2.5€、バス・トラムは2€を払わなければいけません。ほんの少しの距離乗っても、これだけ払わなければいけない。高い!

とはいうものの、このNavigo、使い方によっては、以前よりは広範囲での自由度が高くなるので、使い方を変えてみると良いのかもしれません。Navigoは5ゾーンまでゾーンの区切りがなく使えるので、例えばヴェルサイユやサン=ジェルマン=アン=レなどの郊外の街に宿泊して、パリに遊びに来ることも気兼ねなく出来ます。

でも、そんなことする人、そうはいないですね、、、

また時間があれば、パリからブログをあげたいと思っていますが、期待せずお待ちください。
posted by マカロン at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2024年12月07日

近況(2024年12月)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

気温の変化が激しく、体調を崩していらっしゃる方もかなり増えてきていますね。皆さんは、元気にお過ごしでしょうか。

いろいろな感染症が大流行りで、私も11月の半ばに、早速インフルエンザに罹患し、大変な目に会いました!

1週間分のレッスンをすべてキャンセルしたので、回復後、キャンセル分のレッスンをすべて振り替えて、リスケジューリングした予定もやっと終わりました。Ouf.

翻訳の仕事も立て込んでおり、ブログをなかなか更新できずにおりましたが、近いうちに、また生徒さんたちの様子を綴って、皆様にお伝えしたいと思っています。

12月に入り、ドイツに短期留学していた生徒さんが戻って来て、賑やかさが戻ってきました。3月末には、タイに行っている生徒さんも戻って来るので、さらに賑やかになりそうです。

先週、子猫をうちにお迎えし、また家族が増えました。先住猫とも険悪になることなく、仲良くニャンプロを楽しんでおります。

今年も残すところ1ヶ月を切りましたが、皆さんにとって、今年はどんな1年でしたでしょうか。クリスマスに年末と気忙しい日々が続きますが、体調に気をつけて、今年を締めくくれますように!
posted by マカロン at 14:10| Comment(0) | 日記

2024年10月28日

久しぶりの体験レッスンを終えて

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

先日、大人のレスナーさんがピアノの体験レッスンにいらしてくださいました。
5歳のときから高校生2年生まで、とても厳しい先生にビシバシ鍛えられたそうです。「いつも怒られてばかりでした、、、」という話で、とにかくプロの演奏家を目指す生徒さんに対するのと全く変わらないレッスンを受けていらしたようです。

現在はピアノを止めてから随分経つので、以前のようには弾けないということですが、バッハの平均律から1曲、体験レッスンで弾いて下さいました。

体験レッスンの後、「こんなに楽しいレッスンは初めてです!」とおっしゃってくださいました。私としては、子供たちに教えるのとなんら変わらないレッスンでしたが、曲の構成や平均律の意味、バロック音楽を演奏する際に注意する点(ノンレガートの話ではありません!)、調が変化している部分と転調の意図、弾きにくい部分がどのような理由で弾きにくく書かれているのかなど理論的な面と、その理論を演奏に移すとどうなるかという実践面の両面からのアプローチをしました。

体験レッスンですので、今回は大雑把な理解だけに留まりましたが、レスナーさんにとっては初めての体験だったようです。

なぜ、私がこのようなレッスンを子供のうちからさせるかというと、自分の音楽を奏でるには、楽譜から作曲家の意図を読み取り、自ら考え、自分にしかできない演奏を目指して欲しいからです。

楽譜は情報の宝庫です。楽譜を読む楽しさも味わいつつ、でもそれだけでは足りないので、楽譜に書ききれていない部分を読み取るために、教える立場の私としては、作曲家の他の作品にも触れて、当時の様式も考慮し、様々な改訂版を見比べています。レッスンでは、私がこのようなことを生徒さんたちに説明しますが、最終的には、生徒さん自身が自分の解釈を加え、独自のスタイルを見つけて欲しいというのが私の願いです。

テクニックは、独自の演奏を探求する作業のなかで、どうするか考え、身につけていけば良いと思います。

今回の体験レッスンを経て、私のレッスンは、音楽を楽しみたい大人の生徒さんととても相性が良いのでは?という思いに到りました。一緒に音楽を探求する楽しみを見つけたい方は、どうぞいつでもお気軽にいらしてください。
posted by マカロン at 16:37| Comment(0) | 日記