2022年12月31日

2022年が終わろうとしています!

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

さて、今年も残すところ数時間となりました。今年1年、ウクライナの状況をつぶさに見続けた1年だったなあと思います。戦争が始まった当初、「人間は、歴史に学ぶことをせず、同じ過ちを繰り返し続けるのか」と、絶望にも近い気持ちを味わったことを思い出します。

皆さんにとっては、今年はどんな年だったのでしょう。政治や経済面では、軒並み良いニュースがない中とはいえ、今年終盤のサッカー・ワールドカップで楽しく1年を締めくくった方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

私にとっては、久々に異国の地を旅してリフレッシュできた年でした。ポーランドは初めて訪れた国でしたが、なかなか面白い国だなと思いました。隣国のウクライナでは戦争が続いており、多くのウクライナ人の方が避難して来ていましたが、何人かの方と少しお話しすることができました。彼女たち(男性は原則、出国禁止です)は皆、「私たちは最後まで戦い続ける!」と士気高かったことを思い出します。ポーランド人たちの危機感も相当なものがありました。

このところ、ロシアの脅威に晒され続けている国々を旅行することが多く、ロシアという国に随分と苦しめられてきたのだな、と思うことが多かったのですが、今回のウクライナ侵攻を経て「ロシアの体質というのは以前から全く変わっていないのだな」と感じています。

それはさておき、コロナ対応も随分と見直しがされてきましたので、来年はもう少し、演奏の方に力を入れて、達成感を感じられる年にしたいと思っています!

それでは、みなさん、良い年をお迎えください。Meilleures voeux de fin d'année !
posted by マカロン at 16:41| 日記

2022年09月07日

ポーランド滞在最終日

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

ポーランド滞在も最終日となりました。明日、帰国の途に着きます。3週間という短い滞在でしたが、最初にこの国に来た時の印象と、滞在後の印象は大きく変わりました。じめじめとした日本に戻るのはかなり憂鬱ですが、発表会間近の子供たちのレッスンもありますので、いつまでもここにいるわけにもいきません。

帰国当日の夕方には、早速レッスン開始です!まずは、フランス語のオンラインレッスンから。その翌日には、8人の子供たちのピアノのレッスン!私がいない間、1回は夏のお休みとしましたが、1回は外部講師として子供たちのレッスンをして頂いている方にお願いしました。いつもと違う先生に見てもらうことで、子供たちは気持ちの引き締まったレッスンができたようです。

ただ、彼女からの報告から察するに、子供たちは表面上、頑張っているような素振りでしたが、あまり先に進んでいないようでした。次のレッスンまでになんとか間に合わせるというレッスンの受け方をしている子供たちは、どうしてもレッスンがお休みだと怠けてしまうのですね。困った、困った。帰国したら子供たちに発破をかけなければいけないようです!

今回の滞在では、海外にいても、オンラインレッスンやメールでやりとりのできる仕事であれば、つつがなく済ますことができるという実感を得ることができました。

今日はポーランド滞在最終日を存分に楽しもうと思います!まずは、旧市街へ行って、観光気分を味わおうと思います。
posted by マカロン at 13:22| 日記

2022年09月05日

ポーランド滞在記(その2)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

ポーランドから第2弾です。ワルシャワは、毎日晴天に恵まれておりますが、9月に入り、急激に寒くなってきました。

ポーランド滞在の前半はクラコフにいたのですが、とても暑く、以前でしたらお盆過ぎには、時折暖房が必要な東欧とは思えないほどでした。少し厚めの服を持って行ったので、クラコフ滞在には「暑い」というイメージが付いてしまいました、、、その厚手の服も、今はちょうどいいくらいです。

とはいえ、ポーランド、なかなか面白いところです。今回、初めてポーランドを訪れたのですが、地理的にドイツの影響を強く受けている国かと思えば、じつはローマ=カトリック圏で、むしろイタリアやフランスの文化を強く感じます。もちろんドイツやロシアの影響も色濃く残っていることは否定しません。

クラコフには、旧市街だけでもたくさんのカトリック教会や修道院があり、クラコフ全体には100を超える教会があるそうです。町の至る所に教会があり、修道女・修道士が普通に歩いています。ワルシャワにも、大小たくさんの教会がありますが、現在借りているアパートの近くにも大きな修道院があり、修道女がスーパーでお買い物する姿を良く見かけます。どの教会もロココ様式で、フランスとは異なり、ものすごく手入れが行き届いているという感じがします。パリなんかだと、資金的な問題のためか、暗くて陰鬱な雰囲気の教会が多いのですが、、、

また、コーヒーといえばエスプレッソ、ポーランド名物のピエロギはラヴィオリに似ており(水餃子にも似ているが、、、)、女性の服装はワンピースが多く(夏限定かもしれませんが、、、)、フランスのCarrefourが蔓延り(よってフランスの商品がそこかしこにある)、フランス風パンを売るパン屋が多く、イタリア料理のレストランが至る所にあります。

ただラテン系の人たちと違うのは、建物内で挨拶を交わしたり、後から来る人のためにドアを押さえておいてあげたり、レジで並んでいる際に買う商品の少ない人を前に通してあげたりなどの小さな親切や、見知らぬ人とのコミュニケーションをあまりしないという印象があります。私が外国人だから避けているだけなのかもしれないのですが、ちょっと日本人っぽい印象を受けます。でも、決して不親切というわけではありません。少し慣れたら、挨拶のタイミングなど彼らの人との接し方が少しずつわかってきました。ポーランド語がわからず困っているときには、近くにいる人に助けて頂いたことが何度もありました。

今はショパン博物館やショパン音楽大学のある場所から徒歩5分のところにアパートを借りています。ワルシャワ中心地から徒歩15分程度ですが、ワルシャワ市民の生活を感じることができる場所です。もう少し長い期間滞在できれば良かったなと思うのですが、やはり夏が過ぎると急に寒くなり、冬は全体がグレー一色で寂しいだろうな、、、と窓から見える景色を見ながら考えています。でも夏の余韻を残すワルシャワで、今しばらく、ポーランド滞在を楽しもうと思います。
posted by マカロン at 15:41| 日記