2022年07月08日

最近の(いや永遠の?!)悩みの種

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

暑すぎて毎日うだっていましたが、昨日今日と過ごし易く、またやる気が戻ってきました。暑さに極端に弱い私は、「あつい〜」以外のことは考えられず、家の中を無意味にうろちょろして時間を無駄にしていました。夏をすっ飛ばして、早く秋が来ないかな〜。

次回のピアノの弾き合い会の日程が決まりました。10月15日ですが、そこに向けて皆さんには頑張ってもらおうと思います!毎日の練習のモチベーションにしてください!

少し前までは、子供のレッスンには親の同伴が当たり前で、おうちでの練習は親にお任せしておけば良かったのですが、やはり昨今は、フルタイムでお仕事されている方が多く、子供だけで来ることの方が普通になっています。そういう状況で、親の付き添いなしでおうちでの練習をどうやってさせるのか、というのが私の悩みの種であり、今の課題です。おうちで一人で練習できるようにして帰すのですが、なかなか思うように練習してきてはくれません。

ピアノという習い事の難しいところは、習いに来るだけでは上達しないことなのですが、子供に自主的に練習しなさいと言っても、他の習い事で忙しい上、様々な娯楽(それもゲームなどの受動的な娯楽)があり、単調でつまらない繰り返しばかりのピアノの練習に喜びを見出せる子供はごくごく一部なのだろうと、正直思います。でも子供たちは親に言われて習いに来ているわけではなく、ピアノを弾いてみたいと思って、自ら「ピアノならいたい!」と親にお願いして来ているのです。

でもいざ習い始めると思っていたのと違う、、、ということなのですよね。体験レッスンでいくら言っても、その時はピアノを習える喜びで、私の言葉は耳に入りません。楽しくピアノを弾いてもらいたいというのは、いつも変わらぬ私の願いですが、やはりつまらない練習も必要で、その積み重ねがないと先には進めないのも、また然りなのです。

ということで、毎日子供を相手に、私の思考は堂々巡りをしています。口癖は「練習しなさい!」です。
posted by マカロン at 12:59| 日記

2022年05月20日

最近の声楽レッスン

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今年度に入ってから、声楽の生徒さんがぼちぼち戻って来ています。お仕事をされている方がほとんどなので土日祝のレッスンが主ですが、家族がいる方は休日に家の用事もあります。それでも仕事と家事の合間を縫ってレッスンに来て下さっています。声楽のレッスンは有酸素全身運動ですので、私自身もそうですが、頭がすっきりする上、身体の中からほぐれて気分が良くなります。

ところでここ最近のレッスンですが、マスク着用希望とマスクなし希望に分かれています。コロナ関連の法律が変わらないうちは、マスクを付けてレッスンを希望する生徒さん多い状態が続くと思いますが、コンクールの準備をしている生徒さんは、自ら希望してマスクなしでのレッスンを再開しています。

というのも、声楽のレッスンをマスク着用で行うことで、レッスンの効率が半減します。口の開き方も見えなくなるし、響きを聞き取ることもできなくなります。つまり、教師側が示す模範の視覚的・聴覚的判断が生徒側にできなくなります。と同時に、生徒側の動きや声も教師側が判断できなくなるという双方向で弊害となってしまいます。

声楽は、日頃意識して使うことのない身体の内奥にある筋肉を使います。それらの筋肉が正しく使われているかどうかは、出てくる声で判断します。また、ただでさえほとんどの筋肉が見えないし見せられない中で、唯一見えるのは口とその周りの筋肉のみです。それをマスクで隠してしまうということなので、有益なレッスンが出来ないのは必然ということになってしまうのです。

大量の死者を出した欧米では、もうすでにマスクを着けている人はいません。一日も早く法律を改正して、教育の機会損失を終わらせてもらいたいものです。
posted by マカロン at 10:41| 日記

2022年05月10日

教師と生徒の関係(続き)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

前回の内容では、教師は上手に活用しましょう!という話で終わったのですが、実は私がレッスンの時に教わる側に注意してもらいたいと思うことがあります。

それは、先生に対する失礼な態度です。これは教える側のモチベーションを著しく下げます。人間誰しも感情を持っていますので、教師といえども、常に寛大な態度で接することができるわけではありません。大人の生徒さんの場合は、やる気があって習いにいらしているので問題はないのですが、お子さんの場合、どうしても自分の感情に素直なため、実はとても厄介な問題なのです。

例えば、挨拶をしても挨拶を返さない。この例はほぼ全員の子供に当てはまります。学校で挨拶週間などを設けて、教育現場では挨拶の大切さを教えていますが、家庭で厳しく躾けない限り、残念なことに、習慣として定着することはありません。現代は、親の世代も躾けられていることが少なく、頭を下げてきちんと挨拶のできる親はほぼ皆無です。これも残念なことですね。

この時に子供に言うのは、「挨拶を返さないと挨拶をした人が寂しいよ。」です。子供に「挨拶を返さないのは失礼です」と言っても、「失礼」の意味がわかりません。なので、子供の気持ちを喚起する言い方にするよう気を付けています。

月謝を先生に渡す時もしかり。片手で「先生、これ。」が現在の「常識」です。でも、せめて「お願いします」と言えるようにはしたいものです。

サボろうとする時もしかり。教師は教えるためにそこにいます。が、子供はサボりたいがために、おしゃべりをし続けたり、時計を見て「まだ時間にならないのか」という顔をしたり、注意されたことを直さなかったり、練習をまったくしてきていなかったり、と他にもいろいろありますが、とにかく、教える側のモチベーションを下げる行為をします。

その時に、一応は「先生は音楽を教えるために、あなたに時間を割いています。レッスンを受けたくないのなら来なくていいんだよ。」と言いますが、翌週になればまた忘れてしまいます。

この話、子供に何かを教えている人にとっては「あるある」話なのですが、ピアノのレッスンは「1対1」のレッスンなので、ダイレクトに感情が伝わりますし、お互いの信頼がなければレッスンが成り立ちません。

ですので、先生に本来の能力を発揮してもらいたいと願うのなら、親御さんたちには、子供にきちんとその点を伝えていただきたいと思います。例えば、教師は大体の場合、一人一人に合わせてカリキュラムを考えています。でも、もし子供がまったく思ったようにやってくれない場合、教師はカリキュラムを変えざるを得なくなります。時には、レベルを落とし、進度を落としても、それさえもやろうとしない生徒がいます。

このような場合、先生はどうしたらいいと思いますか?その答えは簡単で、その子供に教師が合わせるだけです。なので、何年も習っていても上達することはありません。先生も言うべきことを躊躇して言わなくなります。「上達することは重視していません。」とおっしゃる親御さんがいらっしゃいますが、少しの上達もなければ、子供自身、やる気が起きません。

親御さんには、集団で進めていく習い事との違いを認識して、お子さんたちに的確に話をしていただければと思う今日この頃です。
posted by マカロン at 10:39| 日記