2020年01月15日

「悲しくて全然ピアノが弾けない」の巻

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

レッスンでまた面白いことがありましたので、久しぶりにピアノのレッスンの様子をお伝えしようと思います。

年長さんのA君。その日はお母さんがお昼からお出かけなので、午前中にお母さんとレッスンにやってきました。午後は、お姉ちゃんとお父さんの3人でお留守番です。

レッスンがはじまり、ピアノの前に座ったのはいいのですが、「(練習)やってきてない!」と言ったと思ったら、鍵盤の上に突っ伏したまま全然ピアノを弾きません。

はじめはどうしてなのか全然わからず、「今日は何やろうか?」などと様子を見ていたのですが、「ママがい〜い、ママがい〜い」とぐずっているので、もしやと思い、「もしかして、これからママがお出かけだから、それが寂しいの?」と聞いたら、A君、さらに悲痛な表情になりました。

「やっぱり!」ということで、その日のレッスンは諦めました。床に座り込んだA君。可哀想なくらいうな垂れていました(笑)。

お母さんがいない午後を思って悲しみに打ちひしがれ、ピアノが全然弾けなくなってしまうほど、男の子って繊細なんですね。お母さんは「今日は本当にすみませんでした」と言いながら帰っていきました。

来週は元気な顔を見せてくれるといいな。。。


posted by マカロン at 20:36| Comment(0) | ピアノ

2019年12月29日

私が現在、嬉々として子供たちにピアノを教えている理由

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。ブログをご覧頂きありがとうございます。年の瀬も押し迫って参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。本年末年始は9連休となりますが、我が家は子供の受験のため、いつもと変わらず横浜でお正月休みを過ごします。

本日は、おそらく今年最後のブログとなると思いますので、本年の締めくくりに相応しい内容にしたいと思います。

私は現在、ピアノや音楽史、そしてフランス語を通して、教えることを生業としています。以前から細々と続けてはいましたが、これを生業にしようと決め、本格的に始動したのはここ1年ほどです。

その中でも、子供たちにピアノを教えているときが一番楽しく、やりがいを感じています。教えた子供の数はそれほど多くはないけれども、自分の子供以外の子供たちに触れることで「個性」の本当の意味を理解できるようになりました。

子供の状態は常に流動的で、機嫌良く進むこともありますが、ご機嫌斜めでテコでも動かないこともあります。大人から見たら顔をしかめてしまうような態度が、実は子供たちの精神的な不安から来ていることもわかってきました。

男の子はさらに繊細で、お母さんの気を引くためならなんでもします。それは時に見ていて切なくなるほどです(笑)。お笑い芸で笑いを取るような方法を取れる子であれば、こちらは笑うか、呆れ顔で対応するだけですが、お母さんを困らせるような方法でしか気を引けない子もいて、お母さんの気を引こうと思えば思うほど、お母さんに叱られるという悪循環にはまってしまう子もいます。

そんなときに、子供に対して「なんなの、この態度は!」と思うことがなくなり、子供の気持ちに寄り添うことができるようになりました。

子供を教えることで得る喜びの中でも特に大きいのは、子供の成長を間近で見ることができて、共に成長していくことができる楽しみです。就学前から思春期、さらには大学生や社会人になっても慕ってくれる生徒にとっては、ピアノの先生というのは親以外の親密な大人の一人です。またピアノの教師という仕事は、長い時間をかけて習得し培っていく習い事を通して、人格形成にも関わっていくことができる素晴らしい仕事だと思います。先生冥利に尽きます。学校の先生ではここまで密にはいかないですよね。

今年も残り僅かとなりましたが、皆様、どうぞ良い年をお迎えください。
今年同様、来年も子供たちとの新しい出会いがあることを願いつつ、今年を締めくくりたいと思います。
posted by マカロン at 16:48| Comment(0) | ピアノ

2019年12月27日

テクニックを徹底的にできるまでこだわらなくても大丈夫

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。ブログをご覧頂きありがとうございます。今日は、子供のレッスンで気をつけていることについて書きたいと思います。

とても可愛らしいけれど、だんだんと自己主張が強くなってきたHちゃん。お話大好きで、レッスン中も少し弾くとすぐおしゃべり。でも本当にかわいいんです!

彼女には前回のレッスンから、曲の合格を自分自身で決めてもらうことにしました。Hちゃんは自分の意見をはっきり言い、やりたくないことはやらない子なので、もうその曲に飽きてしまえば早く先に進もうとするし、まだ続けたいときは「もっとやる!」と言うので、そういう子の場合は、合格も自分で決めるのが良いと思っています。

飽きてしまっている曲を延々と続けても、それ以上の成長は見込めませんよね。あと一歩なんだけれども、そこそこのところでも一旦おしまいにして、同じ課題は、もう少し時間が経ってから、違う曲で克服を試みるというのも悪くはないと思います。他のことをやっているうちに、以前できていなかったところをすんなりと克服していることがあります。

何かができる時というのは、その前にぜんぜん成長しない段階があり、その後気がついたらできるようになっているということがあり、階段状に成長していくことは、多くの先生方や保護者の方も気づいていることと思います。

何をするにも「納得して自分で決める」というのがやる気につながっていくと思っていますので、できないことに延々とこだわって子供たちのやる気を削ぐのではなく、子供たちのやる気を削がないようなレッスンを心掛けています。
posted by マカロン at 18:04| Comment(0) | ピアノ