2025年01月19日

2025年の抱負(フランス語編)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

気がつけば、もう1月半ばを過ぎていました。月日の過ぎるのは、なぜこんなにも早いのか!今は2月の極寒期が近く、本当に毎日寒いのですが、1ヶ月半じっと耐えれば3月です。春ですね。

大倉山には梅林公園があり、2月〜3月初旬には梅が楽しめます。年に一度、大倉山が賑わう「観梅会」も開催されます。日本が一番寒い時期の開催ですが、春の訪れを一番に感じることができる催し物でもありますね。

ところで、昨年秋には、拙宅でフランス語の生徒さんたちと念願のパーティーを開くことができました。フランス語の生徒さん同士の交流を目的とした会でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。オンラインレッスンの生徒さんとは、初めてリアルでお会いできました!

料理は私が用意したのですが、みなさん美味しいデザートを持ってきて下さり、デザートビュッフェのような豪華なデザートを食べながら、時間を忘れておしゃべりしました。

私のフランス語レッスンは、現段階では個人レッスンのみなのですが、今年も皆さんそれぞれに目標を持って頑張っています。私にできることは、皆さんの目標達成のためのお手伝いをすることだけです。

仏検やDELFなどの資格試験を目標とする生徒さんのレッスンは目標がはっきりしているので、レッスンの準備をするのがある意味、楽なのですが、漠然とした希望をお持ちの生徒さんや、特に学びたいトピックなどはなく、私から提示された内容を学びたい生徒さんの教材作りは、苦労もしますが、楽しい作業でもあります。今年も昨年同様、生徒さんに学びの楽しさを味わってもらえるように、日々のレッスンを提供したいと思っております(野心がないかな?)。

それと、直接フランス語とは関係ないのですが、音楽に携わるフランス語の生徒さんたちと音楽でのコラボの話も進み始めています。フランス語から音楽へ、音楽からフランス語へという相互交流もできたらいいなと思っていたので、新しい出会いを楽しみにしつつ、今年の抱負としたいと思います。
posted by マカロン at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス語

2024年12月22日

前置詞を味わう

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

11月、12月のフランス語のレッスンでは、ほぼ全員の生徒さんが、各自のレベルに合わせて、前置詞の総復習をしています。

前置詞は、初歩の段階ですでに理解が必須のものですが、ある程度の学習時間を経た後でやり直してみると、なかなか奥深いもので、実は使い方が曖昧だったということに気付きます。

理屈で対処できるものもありますが、フランス人は、彼らが生まれた時から自然に身につける慣例的な言い回しを通して、自然にその使い方を身につけています。

≪ en ≫ 一つとっても、いろいろな意味があります。場所、時間を表すためだけでなく、状態や材質を示すときにも使われます。ジェロンディフを作る時にも使われますね。

手段や方法を表す前置詞といっても、avec, en, à, parなど、 用いるものや慣用的な言い回しなどの要因で、使われる前置詞が違ってきます。

例えば、à pied(徒歩で), à vélo(自転車で), à cheval(馬で), en avion(飛行機で), en train(列車で)と移動手段によって、à と en が決まっています。

もう一つ、par avion(航空便で、飛行機で)という言い方もあります。こちらも無冠詞で使われますが、列車の場合は、par le trainとなり、定冠詞を付けて使います。

買い物などでの支払い方法も、en espèce(現金で), en liquide(現金で), par carte(カードで), par chèque(小切手で)となり、par espèceやen carteのように入れ替えることはできません。

「カードで支払えますか?」を "Je peux payer avec la carte ? "と言いたくなると思うのですが、これは間違いです。もちろん通じますが、正式には間違いで、文法のテストでは減点ですね。

他にも、文脈で意味が全然違うというような例もあります。用法を覚えることは理解や知識の定着にもちろん役立ちますが、結局は、たくさんのフランス語に触れて、そのまま覚えるのが確実で、一番楽な方法なのではないかな?と個人的には思っています。
posted by マカロン at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス語

2024年12月08日

クリスマスに関する語彙(2024年)

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

急に、というか、やっと冬らしい寒さになりましたが、同時に、師走を迎え、
気忙しい時期になりました。

12月といえば、クリスマスです。ということで、フランス語のレッスンでは、毎年この時期になると、クリスマスについて、少しは触れるようにしています。

今年は、クリスマスに行われる様々なしきたりについて、その起源と変遷に関する短い映像を見ながら、クリスマス関連の語彙を増やしています。

ついでに、クリスマスパ―ティーを催すという想定で、invitationも書いてもらっています。

では、いくつかクリスマスに関連する語彙と起源を見て行きましょう!ぜひ、語彙を豊かにするのに役立ててください!

Le sapin de Noël もみの木
もみの木の飾り付けは、元々はキリスト教ではない異教の冬至を祝うために木に飾り付けをしたのが始まりだそうです。

La bûche de Noël ビューシュ・ドゥ・ノエル
フランスでクリスマスに食される薪の形を模したケーキのことです。知っている方も多いと思います。この起源は、中世時代にまで遡ります。大きな薪を燃やしてできた灰は家を守るお守りで、それを取っておいたことから来ています。
現在のケーキの形になったのは19世紀で、有名なパティシエの考案によるものだそうです。

Le père Noël サンタクロース
かつてのフランスでは、クリスマスに司教が良い子にしていた子供たちに甘いお菓子を配っていたそうです。それが1950年代、消費社会の到来と共に、おもちゃなどに代わりました。

Les 13 desserts en Provence プロヴァンス地方の食後に食べる13の菓子や果物
これはプロヴァンス地方に残る風習で、ビューシュの代わりに食されるデザートのことです。この13のデザートにはそれぞれ象徴するものがあります。13という数字は、イエスと12人の使徒のことだそうです。
詳しくは、こちらのYoutubeをご覧下さい!
https://www.youtube.com/watch?v=oZVZAsPMCZM 

La couronne accrochée à la porte 玄関扉に掛けられたリース
16世紀、リースは冬の季節に希望と春を象徴していたそうです。クリスマスに飾られるリースにはクリスマスの精神を家に招き入れる役割があるそうです。

Les chaussettes à la cheminée 暖炉にかけられた靴下
この慣例は、聖ニコラが3人姉妹を助けたという伝説に由来するそうです。彼女たちが夜、暖炉の側で靴下を乾かしていたのですが、聖ニコラはその靴下の中に金貨を忍ばせ、彼女たちが生き延びるために、それで何かを買えるようにした話が由来となっています。

Le calendrier à l’Avent アドヴェント(待降節)カレンダー
これはよく知られていることなので省略しますが、19世紀末から20世紀初頭のドイツで始まったということです。ごく最近始まった習慣なのですね。

Le bisou sous le gui ヤドリギの下でのキス
ヤドリギの下でキスをすると幸せになれるということで、クリスマスだけでなく、新年などにも行われます。

La crèche キリスト生誕群像
これは、馬槽を中心にして、生まれたばかりのイエスやマリア、ヨゼフを配したクリスマスシーズンの飾り付けのことです。かなり大規模なものからミニチュアのようなものまでいろいろあります。

La messe de nuit 真夜中のミサ
なぜ、クリスマス・イブからクリスマス当日にまたがる真夜中にミサが行われるかというと、イエスが生まれたのが真夜中だったと考えられているからだそうです。

日本のお正月にもいろいろなしきたりがあり、それぞれに意味がありますが、クリスマスはやはり、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の祝祭だということがよ〜くわかりますね。
タグ:語彙強化
posted by マカロン at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス語