2023年05月31日

接続法理解のための作文

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

フランス語のレッスンでは、ひとつの項目が終わると、必ず生徒さんに次に学びたいことをお聞きしています。
ここ最近のレッスンの文法編で一番要望が多かったのは、接続法subjonctifのおさらいでした。

接続法は、英語にはないので取っ付きにくいのかもしれませんが、実は、理解すること自体はそんなに難しいことではありません。とは言うものの、それを使いこなせるようになるには、少々の時間を要します。

生徒の皆さんには、使う際のニュアンスを感じてもらい、同時に接続法の活用に慣れてもらうため、たくさん作文をしてもらいました。作文という勉強法は、文法事項を整理して定着させるのに、非常に有効は方法だと思います。

ですが、どうしても皆さん、作文の内容に偏りが出てしまいます。「時間に遅れる、間に合う」や「試験に合格する、失敗する」など、主節の内容が変わっても、従属節の内容が一辺倒になる傾向があります。生徒さんによっては、文法の教科書に出て来るような文しか作らなかったりすることもあります。そう言う場合は、出来る限りこちらから話題を振り、言いたいことのバリエーションを増やしてもらうよう努力をします。

例えば、「最近の仕事で何かトラブルはありませんでしたか?」とか、「友人と一緒にお出かけしましたか?」とか、「最近一番印象に残った出来事はありますか?」とか、自分の身近な出来事で例文を考えてもらうようにしています。その方がダイレクトに自分事として語ることができますようね!

語彙や作文の内容のバリエーションを豊かにしてもらうのは、なかなか骨の折れる仕事でしたが、皆さん、持っている知識を縛り出しながら頑張っていました!

大学の文法の授業等では、1年間で一通りの文法を習いますが、それで使いこなせるようには絶対になりません。「何年もかけて」、「少しずつ」、「何度も」触れることで、徐々に定着していきます。語学もスパイラル状に上達していきますので、諦めずに何度でも復習しましょう!
タグ:勉強法
posted by マカロン at 17:17| Comment(0) | フランス語

2023年01月28日

2022年12月〜2023年1月のテーマ:歴史上の人物

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

新年が先日明けたばかりですが、もう早いもので2月になろうとしています。今日が今月最後のフランス語レッスンとなりました。

直近の2ヶ月間は、≪ Quelle histoire ≫というTV5mondeの番組から、好きな歴史上の人物を各生徒さんに選んでもらい、それを元にフランス語を学習しました。

まず映像と音声のみで内容を理解します。その後に映像のテキストを文字起こししたものを見ながら、知らない語彙や連語を拾って、全体の意味を確認します。最後に、口頭で(もちろんフランス語で!)内容に関する質問に答えてもらいました。

このシリーズ番組は、歴史上の人物の一生を4〜7分程度に簡潔にまとめたものをシリーズ化しています。子供向けなので、1文が短く、複雑な言い回しが避けられていて、耳を鍛えるのにとても有効な番組です。

このシリーズは、Youtube(https://www.youtube.com/@QuelleHistoireParis
にありますので、是非好きな人物の動画を見て楽しんでください!

既知の内容をフランス語でどういうのかを耳で確認して、語彙を増やしてみてはいかがでしょうか。テキストが付いていないので、字幕をonにして確認しながら、文字起こしするのも楽しいですよ!ただし、字幕は間違いも多いので、文法や語彙を確認することを忘れずに!

色々な分野の重要人物を勉強し、私にとっても、とても実りの多い2ヶ月でした。
posted by マカロン at 15:56| Comment(0) | フランス語

2022年12月22日

物価高で迎える今年のフランスのクリスマス

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

フランスでもクリスマスのヴァカンスを家族と過ごすために、人々の移動が始まっています。しかし、この大切な時期に、国鉄SNCFのストライキgrèveが始まり、TGVの減便(約半分)にさすがのフランス人も怒っています。

ところで世界的に物価が上がっていますが、もちろんフランスでも物価が上がっており、クリスマスの御馳走にも影響が出ているようです。全体として、前年比8,8%ほど上昇です。

フランスのクリスマスの御馳走は、まず前菜として、フォアグラfoie grasや海産物(牡蠣huître、スモークサーモンsaumon fumé、キャビアcaviarなど)、エスカルゴ、カルパッチョなどとシャンパンchampagneから始まります。メインは鶏のローストpoulet rôtiや七面鳥dinde rôtiのロースト、デザートにはビューシュ・ドゥ・ノエルLa bûche de Noël。

火曜日のニュースでは、様々な原材料費が上がっているが、加工品については、原材料ほどの物価高にはなっていないと報じていました。

では、前年と比べてどのくらい上昇しているのでしょう。まず原材料を見てみると、
魚卵(キャビアなど)  +4,8%
スモークサーモン    +10,7%
フォアグラ       +44%
エスカルゴ       +17,8%
帆立貝 coquille Saint-Jacques +8,1%

それに対して、加工食品への物価高の影響は控えめです。
チョコレート     +2%
シャンパン      +5,9%

日本でも物価上昇は止まりませんが、お正月の御馳走の予算は十分に用意しているのではないでしょうか。フランス人も1年に1度の家族との時間のための御馳走には、きちんと予算を組んでいるようです。

年末の町のざわざわ感が大好きで、暇を見つけては、いろいろな町を散策しています。今年は、子供たちの冬休みがとても長いので、いろいろなところからスキー場へのお出かけの話がちらほら聞こえてきます。存分に楽しんできてください!
タグ:語彙強化
posted by マカロン at 11:53| フランス語