2020年03月05日

仏検2級レベル程度の語学試験で問われている能力:国語力

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

6月にはいくつかのフランス語の資格試験が行われるのですが、3月から願書提出が始まっています。
私の生徒さんでも、何人かは受験することになっており、「試験に合格するための効率の良い勉強法を教えてください!」や「合格出来るか不安です」など、多くの悩みや質問をしばしば受ける時期になりました。傾向と対策だけでどうにかなるものでもないので、地道な努力はどうしても必要ですし、不安を吹き飛ばすためにも必至で勉強をして自信を付けてもらいたいと思っています。

その中でも仏検2級程度の試験で問われている能力について書いていこうと思います。

語学学習の一般的な流れに沿えば、文法を一通り終えた後に、少しまとまった文章を読みはじめることになります。長文を読む際には、語彙力や文法の理解度が総合的に試されますので、はじめは知っている単語がとても少なく、文法の定着度合も低いので苦労します。しかし、長文に頻繁に触れることで、徐々に語彙も増え、文法もおさらいすることができます。

仏検2級レベルの試験は、長文問題が大部分を占めており、設問も内容理解を問うものが大多数になってきます。もちろん、前置詞や熟語、動詞の時制を問う問題もありますが、それらもより複雑になってきます。

長文の試験の内容のひとつは、長文の一部分が抜き取られていて、そこに当てはまる内容を、提示された選択肢の中から選ぶもの。他には、長文を読んで、提示された選択肢がその内容と一致しているか否かを選択するもの(DELF A2の場合には、内容に一致しているか否かを選択した根拠も示さなければいけませんし、もちろん選択肢は提示されません)。インタビュー記事の応答文を読んで、質問文を選択肢から選ぶというものもあります。

そのときに必要な能力は、フランス語で「文章を読解する力」です。いわゆる読解力と言われているもので、前後の文脈を考慮しつつ、内容を的確に理解できているか、論理的に文章を組み立てることができるかを審査されます。フランス語の知識ももちろん問われているのですが、最終的に問われているのは「国語力」ということですね!

外国語の能力が母語の能力以上になることはありません。ですので、是非とも日本語の力も同時に身につけて欲しいと思います。
posted by マカロン at 10:47| フランス語

2020年02月29日

習うより、慣れろ

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今日は、外国語学習における練習の大切さについて、書いてみようと思います。
日本の英語教育において、英語で話せるようにすることが最重要課題となっていますが、なかなか英語が話せるようにならないという悩みを聞きます。日本語で十分にコミュニケーションが成立し、高等教育も日本語で習得できる非常に恵まれた環境のある日本においては、話す機会を見つける努力をしなければ、学校教育の中だけでは十分なコミュニケーション能力は育たないでしょう。

とはいうものの、毎日の練習によってある程度は克服できると思っています。外国語を習得し、スムーズに話すことができるようになるには、毎日の練習は必須です。つまり、外国語の持つ独特のリズム感や抑揚に慣れ、単語やセンテンスの組み立てなどを意識しなくても発話できるようになるくらいまで練習するということです。このことを「慣れ」というとすれば、練習なしに「慣れ」るということは、外国語習得にはあり得ないと思います。

市販の教材のダイアローグなどを使って、状況を想像しながら会話の練習をしたり、テーマを決めて自分の言いたいことをプレゼンテーションするなど、やり方はいろいろあります。私のフランス語のレッスンでも、言いたいことを伝える練習やインタヴューを頻繁に取り入れています。話していると文法がだんだんと無茶苦茶になってくるので、言った内容を清書してもらい、文法の確認をしたり、よりフランス語らしい表現やよりフォーマルな言い方に書き換えたりします。

ピアノやヴァイオリンなど音楽の習い事でも、自主的な毎日の練習は絶対に欠かせませんね。意識しなくても思い通りの演奏を目指すのであれば、長い年月にわたる毎日の練習なくして、その目標を達成することはできません。残念なことに、練習量が少なく、弾けるようにならなくてやめてしまう子供たちのなんと多いことか!

音楽同様、語学も一生かけて学ぶものだと思います。問題集を解くなどの小手先のテクニカルな部分で一喜一憂せず、語学学習の真の面白さを見つけてもらいたいと、日々考えています。
タグ:勉強法
posted by マカロン at 16:19| フランス語

2020年02月20日

語学学習の一方法

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

コロナウィルス感染者拡大、経済低迷など、これから日本はどうなるのか、不安ばかりが募ります。
激動の明治維新の精神を余すところなく感じることができる「学問のすすめ」を読んで、なぜ学問が必要なのかを理解し、国民全員で日本の将来を一緒に考えて行きましょう!

それはさておき、今日はフランス語の勉強法のひとつを提案しようと思います。

入門・初級の文法や語彙などの基礎力を蓄えた学習者で、さらに楽しみながらフランス語学習を続けていく方法のひとつに「フランス語を使って好きなことを学ぶ」というものがあります。

フランス語を習おうと思ったきっかけは、フランスやフランス語圏の何かに興味を持ったからという方が大部分だと思います。フランス語の響きに魅了されたという場合の他にも、料理やお菓子、ワインやチーズ、モード、建築、歴史、映画、音楽など、フランスの魅力は尽きません。

フランス語というものを学問的に研究するということ以外には、言葉は何かを実現するためのスキルだという認識を私自身は持っています。例えば、言葉を習得して「他国の人とビジネスをする」、「留学して本場フランスで自分の専門分野に磨きをかける」、「翻訳ではなく原語で小説を読む」、「他の文化圏の人々の考え方を理解する」などです。

フランス語のスキル習得のみを目指すのではなく、関心のある分野について読んだり、聞いたり、書いたりしながら、最終的にフランス語の力がついている、というこの方法は、語学習得の方法としてとても理に適っていると思います。

スポーツが好きであれば、フランスの新聞のスポーツ欄で好きなスポーツや選手の情報を仕入れる。料理が好きであれば、料理のレシピをインターネットで検索して実際に作ってみる。今は動画もたくさんありますので、耳で聞きながら手順を確認することもできますね。時事問題であれば、パンデミックになりつつあるコロナウィルスについて、フランスではどのように報道されているのか、調べてみる。討論番組やルポルタージュが動画でアップされていますので、どんどん活用してください!

問題集の問題を解くことが語学学習であるかのような認識をお持ちの方がいて、上記のような勉強法を進めても一向に興味を示さないことが、実はかなり多いです。異文化理解という観点からも、また自分の好きな分野に磨きをかけるという点からも、是非、内容に重点を置いた勉強法を試してみてください。
タグ:勉強法
posted by マカロン at 17:03| Comment(0) | フランス語