2023年01月28日

2022年12月〜2023年1月のテーマ:歴史上の人物

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

新年が先日明けたばかりですが、もう早いもので2月になろうとしています。今日が今月最後のフランス語レッスンとなりました。

直近の2ヶ月間は、≪ Quelle histoire ≫というTV5mondeの番組から、好きな歴史上の人物を各生徒さんに選んでもらい、それを元にフランス語を学習しました。

まず映像と音声のみで内容を理解します。その後に映像のテキストを文字起こししたものを見ながら、知らない語彙や連語を拾って、全体の意味を確認します。最後に、口頭で(もちろんフランス語で!)内容に関する質問に答えてもらいました。

このシリーズ番組は、歴史上の人物の一生を4〜7分程度に簡潔にまとめたものをシリーズ化しています。子供向けなので、1文が短く、複雑な言い回しが避けられていて、耳を鍛えるのにとても有効な番組です。

このシリーズは、Youtube(https://www.youtube.com/@QuelleHistoireParis
にありますので、是非好きな人物の動画を見て楽しんでください!

既知の内容をフランス語でどういうのかを耳で確認して、語彙を増やしてみてはいかがでしょうか。テキストが付いていないので、字幕をonにして確認しながら、文字起こしするのも楽しいですよ!ただし、字幕は間違いも多いので、文法や語彙を確認することを忘れずに!

色々な分野の重要人物を勉強し、私にとっても、とても実りの多い2ヶ月でした。
posted by マカロン at 15:56| Comment(0) | フランス語

2022年12月22日

物価高で迎える今年のフランスのクリスマス

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

フランスでもクリスマスのヴァカンスを家族と過ごすために、人々の移動が始まっています。しかし、この大切な時期に、国鉄SNCFのストライキgrèveが始まり、TGVの減便(約半分)にさすがのフランス人も怒っています。

ところで世界的に物価が上がっていますが、もちろんフランスでも物価が上がっており、クリスマスの御馳走にも影響が出ているようです。全体として、前年比8,8%ほど上昇です。

フランスのクリスマスの御馳走は、まず前菜として、フォアグラfoie grasや海産物(牡蠣huître、スモークサーモンsaumon fumé、キャビアcaviarなど)、エスカルゴ、カルパッチョなどとシャンパンchampagneから始まります。メインは鶏のローストpoulet rôtiや七面鳥dinde rôtiのロースト、デザートにはビューシュ・ドゥ・ノエルLa bûche de Noël。

火曜日のニュースでは、様々な原材料費が上がっているが、加工品については、原材料ほどの物価高にはなっていないと報じていました。

では、前年と比べてどのくらい上昇しているのでしょう。まず原材料を見てみると、
魚卵(キャビアなど)  +4,8%
スモークサーモン    +10,7%
フォアグラ       +44%
エスカルゴ       +17,8%
帆立貝 coquille Saint-Jacques +8,1%

それに対して、加工食品への物価高の影響は控えめです。
チョコレート     +2%
シャンパン      +5,9%

日本でも物価上昇は止まりませんが、お正月の御馳走の予算は十分に用意しているのではないでしょうか。フランス人も1年に1度の家族との時間のための御馳走には、きちんと予算を組んでいるようです。

年末の町のざわざわ感が大好きで、暇を見つけては、いろいろな町を散策しています。今年は、子供たちの冬休みがとても長いので、いろいろなところからスキー場へのお出かけの話がちらほら聞こえてきます。存分に楽しんできてください!
タグ:語彙強化
posted by マカロン at 11:53| フランス語

2022年11月28日

9月・10月のテーマ「ゴミゼロ運動Zéro déchet」

大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

フランス語レッスンの9月と10月のテーマは、ゴミゼロ運動でした。ゴミをどのように減らしていけるかについて考える2ヶ月となりました。まず始めは、様々な方法の提案をフランス語でどのように言うのかを学び、次に自分が日頃から行っているゴミを減らす方法を紹介してもらい、最後に、これから試してみたいゴミ削減方法について語ってもらいました。

買い物の際にはエコバックを使う(se servir d’un sac en tissu pour faire des courses)ことや、包装の少ない物を選ぶ(acheter des produits sans ou moins de emballage) こと、バラ売り(少量)のものを買う(acheter des produits en vrac)、使わなくなったものを人にあげる(donner à quelqu’un les affaires qui ne nous plaisent plus)などは、皆さんも普通に行っていることではないでしょうか。

最近あまりしなくなっているけれども、修理して使う(réparer les objets au lieu de les jeter) というのも、ゴミを減らす行動になるでしょう。

これからやってみたいことで一番多かったのは、コンポストで生ゴミを肥料にする(faire un composte pour recycler les pelures de fruits et de légumes en engrais)ことでした。

生徒さんの誰も知らなかったことで興味深かったのは、メールの送受信にかかる電力というのは、実は馬鹿にならないという話です。参考までに、日本語のサイトを紹介しておきます。https://eleminist.com/article/850 

他にも、何かをプレゼントをする際に、物を送らないという方法もありました。フランス語ではcadeau immatérielと言います。日本語でも「モノからコトへ」や「モノ消費ではなくコト消費」という言い方がありますが、いわゆる体験をプレゼントすることです。コンサートのチケットや、野外キャンプの体験コース、エステのクーポンなどいろいろあると思いますが、日本にはもう一つ「消えもの」というのがありますね。主婦からは喜ばれるもののひとつです。

それから、若者の消費行動を表す「トキ消費」や「推し活」などという言葉も昨今では使われているようです。その時にしかできないことや自分の好きなアニメのキャラやアイドルなどにお金を使うという消費行動のことだそうです。

「ゴミを減らす」ということが、エネルギー消費の削減や物を大切にすること、消費行動を見直すことにもつながっていて、物事というのは一面的に捉えるのではなく、多面的・複合的に考えることが大切だということにまで考えることができた生徒さんが多く、私自身も面白い発見ができた2ヶ月でした。
posted by マカロン at 11:22| フランス語