2025年11月28日

日本のクラシック音楽界を今後支えていく次世代を育てるにはどうするのが良いのか、、、

横浜市大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。


今日は晴れて暖かくなるようです。急に寒くなったので、庭にまいたスナップエンドウの種が発芽するか心配でしたが、先ほど確認したら、ほぼ全て発芽していました!春にぷくぷくに育ったスナップエンドウの収穫を楽しみに、成長するのを見守りましょう。


ところで、最近、次世代の育成について、しょっちゅう考えています。どんどん子どもが少なくなる中、どうやって人材を育て、適材適所に配置していくのか。それをしなければ、日本はどんどんこのまま衰退していくのではないか、、、という心配もあります。

つとに思ってきたのは、日本ではいかなる分野においても人材が適切に活用されていないということです。私は、クラシック音楽や研究の分野に身を置いていたので、それを本当に強く感じます。自力で才能を磨いてきた人たちが、日本社会のためにその才能を活用できていません。またフランスから戻ってきて強烈に感じた違和感は、日本人は人材を発掘し育てるという視点に欠けているということです。


日本芸術文化振興会で研究員をしている時に「次世代育成のための」と銘打った教育プログラムの調査に関わってきましたが、これらの事業には、結局のところ一部の層しかアクセスできていないという問題がありました。おそらく現在でもそれほど大きく状況は変わっていないでしょう。


その層というのは、音楽教育だけでなく教育全般に熱心で、ある程度経済的に余裕のある保護者を持つ子どもたちです。このような企画は、才能があっても環境に恵まれない子どもたちに、我々がアクセスする機会とはなり得ません。


学校との連携プログラムとして、一部のオーケストラや音楽ホールが公立の学校と連携して、授業の一環としてコンサートを聴いてもらう機会を提供していますが、これも1年に1回、その機会を与えたからといって、その後もコンサートへ出掛けてくれるかどうかは保護者次第ということになります。


「クラシック音楽は一部の人のもの」という概念を崩すために、ゲーム音楽やカジュアルなスタイルで楽しめるようなイベントなども企画されますが、それはもしかしたらクラシック音楽への入り口になりうるのかもしれませんが、真にクラシック音楽に親しんでいるということとも違います。


日本全体の知的な層や知的好奇心を持ち続けられる土壌が社会全体で痩せ細ってきているーーつまり、音を楽しむだけでなく、歴史や哲学、美学、音楽理論など複合的な文化への探究心があってこそ味わうことができるクラシック音楽の聴き手の衰退に直結する問題です。

音大の状況を鑑みる限り、経済的に日本全体が豊かであった時代には考えられなかった状況が繰り広げられています。

クラシック音楽自体へのアクセスが、結局のところ、家庭の文化資本や経済力に左右される状況は、教育格差との問題と根っこの部分で同じです。


今必要なのは「音楽を聴くことが知的な営みである」という価値観を社会全体で再評価することなのかもしれません。ただの娯楽や消費財としてではなく、文化の深層を支える水脈のようなものだからこそ、その価値を再発見して、次世代にどう伝えていくか、真剣に考える時期なのかもしれません。


ですが、政治の世界と同じで、今の状況を嘆いているだけで、何もしない、あるいはできない人ばかりです。私も同じ状況です。草の根的な活動で何かできることはないか、、、と日々考えていますが、やはり、業界全体が協力しあって知恵を絞るしかないのだと思います。


posted by マカロン at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽全般

2025年11月21日

「第1回ソルフェージュ講座」のアンケート結果です!

横浜市大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。


第1回「ソルフェージュ講座」について、参加者の皆さんにアンケートをお願いしておりました。嬉しいことに、講座に参加されたご家庭のほとんどの方が回答してくださいました。本来、アンケートの回答を集めるのはとても大変なことなのですが、皆さん快く回答してくださいました。本当に感謝しております平謝り。と言うことで、今日は、その回答の一部を紹介したいと思います。


☆満足度

とても満足:75%、満足:25

アンケートに答えてくださった方のほとんどに満足していただけたようです。


☆講座の雰囲気

リラックスして参加できた:40%、少し緊張した:60

はじめての場所、はじめての催し物ということで、はじめは子供さん達は緊張した面持ちでしたが、講座が進むにつれて、どんどん表情が変化していきました。


☆講座の難易度

ちょうど良かった:50%、少し難しかった:25%、簡単すぎた:25

はじめての企画だったこと、また子供達のレベルに差があったため、難易度の感じ方にばらつきが出ました。今後、リピートしてくれる参加者が増えてくれば、生徒さんのレベルがある程度、想定できるので、少しずつ難易度の感じ方にもばらつきが減っていくのでは、と思っています。


☆本ソルフェージュ講座を受講しようと思った目的

・高田美佐子先生のソルフェージュを子供達に体験してもらいたいと思ったから:50

・ソルフェージュがどう言うものなのか体験してみたかったから:25

・音楽の楽しさを感じたかったから:25

講師の高田先生のレッスンに魅力を感じていた保護者様からのお申し込みが半数でした。ぜひ、この記事を読んでいらっしゃる方も次回開催があれば、高田美佐子先生のソルフェージュレッスンを体験してみませんか?良さがわかると思います。


☆また参加したいと思いますか?

ぜひ参加したい:75%、まだわからない:25

「まだわからない」と言う回答ですが、中学生の参加者で「時間が許せば」という意味だそうです。


☆本ソルフェージュ講座のおすすめ度

10ポイント中、7.75ポイント


☆今後、どのくらいのペースの開催が適当か

月1回:100

皆さん、月に1回くらいだったら、ぜひ継続的に参加したいあるいは参加できると回答されています。


☆この講座を一言でお勧めするなら?

・知的好奇心に火をつける音楽の遊び

・グループレッスンにしかできないことがある!

グループレッスンの良さは、他の人がやっている時にも、自分が参加し続けていないと、自分の番に回ってきた時に反応できないし、一緒の時間を共有することで、他の参加者がやっていることも同時に学べるということなんだと思います。

それから、入門クラスでは、ハンガリー民謡「蚊のカノン」を使っていましたが、相当インパクトがあったようです。この曲を使い回して様々な要素を学習させていました。最後にはこの民謡のテーマを使ったバルトークの曲を紹介していました。


☆今回のソルフェージュ講座で一番印象に残ったこと

・簡単なメロディーをすぐに一曲に仕上げることができる先生がすごいと思った。

・鉄琴とピアノのコラボレーション

・ドレミファソラシドのおうちのプリントがおもしろかった。

・ボール回しをもっとやりたかったです!

・リズム回しや音階をみんなで順番に歌っていくところ。

講座の内容がわからないと???だと思われますが、皆さん、お家に戻ってからも家族で今回の内容を楽しんだとのことでした。他にもたくさん感想をいただいています。


このアンケート結果が、今回参加を見送った方やソルフェージュ講座の様子を知りたい方の参考になればと思います。次回以降に、講座の内容の一部を紹介できればと思っています!


posted by マカロン at 12:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽全般

2025年11月19日

第1回ソルフェージュ講座『音楽とつながるソルフェージュ』が終了しました!

横浜市大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユールhttp://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。


第1回ソルフェージュ講座『音楽とつながるソルフェージュ』が終了しました!はじめての開催ということで、生徒さんが集まるかな?と心配しておりましたが、予想よりも多くの方が参加してくださいました。ありがとうございました!


入門クラスの子供たちははじめての場所で少し緊張気味でしたが、先生が「じゃあ、最後にみんなでダンスをして終わりにしましょう!」というと、「え〜、もう終わりなの?もっと続けてたい〜」と残念そうにしていました。おうちに戻ってからも興奮が冷めることなく、レッスンでできなかった部分をおうちで仕上げてメールで送ってくれた子や、パパやお姉さんなど他の家族に、ソルフェージュ講座で習ったことをお話ししたりと、良い刺激になっていたようです。


初級クラスは、年齢やレベルの幅が広く、高田先生にはレッスン内容に関してご苦労を掛けてしまいましたが、生徒さんが作った旋律に即興で伴奏を付けて曲に仕上げてくれる高田先生の即興力に驚きの声があがっていました。即興出来ると楽しいだろうな、と脇で見ていた私も関心してしまいました。


ところで、今回の内容をサポートしながら思ったのは、ダルクローズのリトミックというのは、ただ音楽に合わせて身体を動かしたり、動物さんになりきってみたりというものではなく、リズムに合わせて身体を動かしたり、音を聴いてリズムを叩かせたり歌わせたりすることだけでなく、必ずそれらを理論に結びつけて体系的に学ばせるという意図が含まれているのだなあということでした。

もちろん保育園や幼稚園での教育の一環として実施されているリトミックでは、子どもたちがまだ音符を読んだり文字を読んだりはできないので、身体を動かすだけになるのだとは思いますが、それとは一線を画していることをご理解いただければと思います。

とにかく教える側に引き出しが多くないと、ここまでのレッスンを準備して、子供たちを飽きさせることなくレッスンを引っ張っていくのは難しいでしょう。やはり高田先生に頼んで良かったなと思いました。今後もまだまだ続けていきたいと思っていますが、また高田先生に納得して取り組んでいただけるよう説得してみます。


参加者の方々にアンケートをお願いしておりますので、レッスンの様子も含めて、日を改めてご紹介したいと思います。

写真をアップするともっと雰囲気が伝わるのだとは思いますが、やはり参加者の方々が何らかのトラブルに巻き込まれるのを避けるため、万が一を考えて写真は控えさせていただきますので、その点ご了承ください。文章で出来る限り雰囲気が伝わるよう、最大限の努力を致します!


posted by マカロン at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽全般