大倉山のピアノ教室、フランス語教室「スタジオ・ユール
http://www.studio-jul.com 」の川田です。当ブログをご覧頂きありがとうございます。
急に、というか、やっと冬らしい寒さになりましたが、同時に、師走を迎え、
気忙しい時期になりました。
12月といえば、クリスマスです。ということで、フランス語のレッスンでは、毎年この時期になると、クリスマスについて、少しは触れるようにしています。
今年は、クリスマスに行われる様々なしきたりについて、その起源と変遷に関する短い映像を見ながら、クリスマス関連の語彙を増やしています。
ついでに、クリスマスパ―ティーを催すという想定で、invitationも書いてもらっています。
では、いくつかクリスマスに関連する語彙と起源を見て行きましょう!ぜひ、語彙を豊かにするのに役立ててください!
Le sapin de Noël もみの木
もみの木の飾り付けは、元々はキリスト教ではない異教の冬至を祝うために木に飾り付けをしたのが始まりだそうです。
La bûche de Noël ビューシュ・ドゥ・ノエル
フランスでクリスマスに食される薪の形を模したケーキのことです。知っている方も多いと思います。この起源は、中世時代にまで遡ります。大きな薪を燃やしてできた灰は家を守るお守りで、それを取っておいたことから来ています。
現在のケーキの形になったのは19世紀で、有名なパティシエの考案によるものだそうです。
Le père Noël サンタクロース
かつてのフランスでは、クリスマスに司教が良い子にしていた子供たちに甘いお菓子を配っていたそうです。それが1950年代、消費社会の到来と共に、おもちゃなどに代わりました。
Les 13 desserts en Provence プロヴァンス地方の食後に食べる13の菓子や果物
これはプロヴァンス地方に残る風習で、ビューシュの代わりに食されるデザートのことです。この13のデザートにはそれぞれ象徴するものがあります。13という数字は、イエスと12人の使徒のことだそうです。
詳しくは、こちらのYoutubeをご覧下さい!
https://www.youtube.com/watch?v=oZVZAsPMCZM La couronne accrochée à la porte 玄関扉に掛けられたリース
16世紀、リースは冬の季節に希望と春を象徴していたそうです。クリスマスに飾られるリースにはクリスマスの精神を家に招き入れる役割があるそうです。
Les chaussettes à la cheminée 暖炉にかけられた靴下
この慣例は、聖ニコラが3人姉妹を助けたという伝説に由来するそうです。彼女たちが夜、暖炉の側で靴下を乾かしていたのですが、聖ニコラはその靴下の中に金貨を忍ばせ、彼女たちが生き延びるために、それで何かを買えるようにした話が由来となっています。
Le calendrier à l’Avent アドヴェント(待降節)カレンダー
これはよく知られていることなので省略しますが、19世紀末から20世紀初頭のドイツで始まったということです。ごく最近始まった習慣なのですね。
Le bisou sous le gui ヤドリギの下でのキス
ヤドリギの下でキスをすると幸せになれるということで、クリスマスだけでなく、新年などにも行われます。
La crèche キリスト生誕群像
これは、馬槽を中心にして、生まれたばかりのイエスやマリア、ヨゼフを配したクリスマスシーズンの飾り付けのことです。かなり大規模なものからミニチュアのようなものまでいろいろあります。
La messe de nuit 真夜中のミサ
なぜ、クリスマス・イブからクリスマス当日にまたがる真夜中にミサが行われるかというと、イエスが生まれたのが真夜中だったと考えられているからだそうです。
日本のお正月にもいろいろなしきたりがあり、それぞれに意味がありますが、クリスマスはやはり、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の祝祭だということがよ〜くわかりますね。